2-支部-施設編
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当施設の歩み〒731-4311坂町北新地2丁目3番10号施設長/川上博美 職員数/106 定員/入所54、短期16、通所45設置年月日/平成6(1994)年10月1日広島県333域に定着し評価されている。 平成30(2018)年7月の西日本豪雨災害は、ハード面のみならず地域コミュニティーにも大きな被害を与え、令和2(2020)年に発生した新型コロナウイルスは地域の価値観を大きく変化させたが、住民・専門職・行政が一体となって地域共生社会に向かうよう支援・推進している。特別養護老人ホームたかね荘 当施設は、長期及び短期入所事業にデイサービス事業、ホームヘルプ事業を併設し、この10年、個別ケア体制の充実と地域貢献活動の推進に取り組んだ。 個別ケア体制では、ユニット型施設の誕生が刺激となって従来型のケア体制を抜本的に見直し、平成22(2010)年12月に導入した「たかね荘版グループケア」の充実を図った。施設内を3グループに分け、グループごとに職員を固定配置したユニット型施設に準ずる仕組みで、入所者のケア情報が把握しやすくなり、介護事故の減少にもつなげることができた。 地域貢献活動においては、社会福祉協議会や自治会等への広報活動により、専門職である職員を地域に派遣する活動や、施設の研修室等を地域住民の交流場所として提供する取り組みを行ってきた。 平成30(2018)年7月には西日本豪雨災害に見舞われ、発災翌日から福祉避難所として定員を超す要介護高齢者を受け入れるとともに、被災した要配慮高齢者や障害者に、済生会ならではの複合機能と地域の多様な社会資源を重層的に組み合わせた支援を提供した。同時に、支援物資の搬入など地域住民からの応援があり、地域の一員としての福祉施設の在り方や地域との交流の大切さを学ぶ機会となった。 デイサービス事業では、選択レクリエーションに加えてリハビリ

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