2-支部-施設編
336/434

当施設の歩み〒731-4331坂町小屋浦1丁目8番30号施設長/川上博美 職員数/45 定員/入所29、短期10設置年月日/平成27(2015)年8月1日334テーションの強化を図り、平成27(2015)年には管理業務システムを導入し業務を効率化した。ホームヘルプ事業では、人材確保に苦慮しながらも生活援助の充実と身体介助サービスに力を入れてきた。両事業とも令和2(2020)年から共生型サービスを導入し、介護と福祉の一体化の推進と地域の障害者福祉の向上に貢献している。 近年ますます深刻化してきた調理員、介護員不足に対処するため、外国人採用などいろいろな手法を検討している。 また、令和2(2020)年に発生した新型コロナウイルス感染症対応により、福祉・介護施設における感染対策の強化にも努めている。特別養護老人ホームたかね荘こやうら(地域密着型) 当施設は、ユニット型特養39床(うち短期入所10床)の地域密着型介護老人福祉施設として開設した。建物は4階建て、瀬戸内海に面した景観に避難用スロープを配し広い屋上を有する。地元の既存特養入所待機者数増大に対応するため、行政の小規模特養設置計画の公募に参加し設置運営業者に選定され整備した。 当初からユニットの特色を生かすケアの確立を目指し、特に地域とのつながりに力を入れた。地区の住職を講師に月に1度の法話や小学生・園児との定期的な交流会開催、また、小学校・保育園・地区の運動会、祭りやとんどなどの行事には欠かさず参加した。 平成30(2018)年7月の西日本豪雨災害では、地域の人的被害・家屋被害は大きく、道路や線路が土砂で通行止めとなり、建物に被害は無いものの人・物資の運搬に影響があった。発災翌日から施設を避難所として開放し、68日間で延べ999人を受け入れた。同時に地域の要介護者を定員超過で受け入れ、7月17日からは済生会DCATの支援もあった。7月26日には済生会総裁・秋篠宮殿下が来所され、避難者をねぎらわれた。施設は数カ月で以前の状態に戻ることができ

元のページ  ../index.html#336

このブックを見る