2-支部-施設編
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当診療所の歩み〒029-2204陸前高田市気仙町字中井194番地施設長/伊東紘一 職員数/10設置年月日/平成27(2015)年10月1日診療科目/内(総合診療科)、整外32岩泉町釜津田診療所〒028-2233岩泉町釜津田字沢口36番地1施設長/柴野良博 職員数/3設置年月日/平成12(2000)年4月診療科目/一般科岩泉町小本診療所〒027-0421岩泉町小本字南中野239番地1 施設長/柴野良博 職員数/4設置年月日/平成24(2012)年6月診療科目/一般科済生会陸前高田診療所 平成23(2011)年3月11日14時46分に発生した東日本大震災により青森・岩手・宮城・福島・茨城の5県に及ぶ広範な被害がもたらされ、中でも岩手と宮城では津波による多くの犠牲者があった。済生会本部の松原了理事が被災地の復興事業を行うことを検討され、済生会は平成25(2013)年に岩手県内最大の犠牲者を出した陸前高田市内に「震災復興記念事業」として診療所を設置することを決定した。診療所の開設については、高松宮記念基金や被災地支援のための委員会などが活動し、福岡済生会の岡留健一郎、福井済生会の三浦将司、山形済生会の濱崎允等院長会の諸先生のご尽力を賜り、済生会の特別事業として平成27(2015)年10月1日、岩手県支部済生会陸前高田診療所が船出した。被災者たちは困難な状況にあり、一日でも早く活動することが最重要と考え、診療所本設ができるまで、竹駒に仮設診療所を開設し、大変な効果をもたらした。なによりも、被災者の方々が待合室であの大震災と津波の実態並びに5年間の被災生活のつらい思いを吐露してくれたことだった。 仮設診療所で活動した1年4カ月間に登録された患者IDナンバー

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