2-支部-施設編
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当施設の歩み340の地域包括ケア病棟が完成した。   同じ市内の済生会山口総合病院や山口赤十字病院から紹介を受けて急性期後の治療やリハビリを担当するポストアキュート機能、在宅や施設療養中の患者の骨折や肺炎等の軽症急性疾患に対する緊急時の受け入れ経路としてのサブアキュート機能を併せ持ち、医療必要度の高いレスパイト患者等の受け入れも行っている。   コロナ禍の中では令和2(2020)年11月には診療・検査医療機関として、受診・相談センターや開業医から紹介を受け多くのPCR検査、抗原検査を施行した。ワクチンに関しては10月までに1万接種を完了している。   今後も済生会の使命でもある3本の柱、 1地域医療への貢献、 2生活困窮者への積極的な援助、3総合的な医療、福祉サービスの提供、を常に考え実行し、これからも地域包括ケアシステムの中核を担いながら、 世のため、人のために貢献していく所存である。特別養護老人ホームおとどいの里〒753-0061山口市朝倉町4番55号施設長/中村裕之 職員数/51 定員/入所80設置年月日/平成28(2016)年1月1日 特別養護老人ホームおとどいの里は平成28(2016)年1月に、済生会湯田温泉病院と同じ建物の7階、8階に開設した。全室個室で9人から11人を一つの少人数のグループとした、ユニット型特養であり、各階に4ユニット合計8ユニット定員80人で、要介護度4、5の方が主に入居されている。広域型の施設で遠くは福岡県より入居されている。入居者やその家族から、山口市を一望でき景色がとても良く、また夜景がきれいだと好評をいただいている。 おとどいの里とは、近隣の山が二つ連なっている姿からおとどい山(兄弟山)と呼ばれ、山のように高い場所にあり、兄弟のように絆を大切にしていきたいという思いを込めている。 一人ひとりの生き方が尊重され、明るく家庭的で個々人に合わせた生活を送っていただけるよう、取り組みを行っており、ユニットごとに職員を配置し、なじみの関係をつくり、入居者のペースに合わせたケアを心掛けている。

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