2-支部-施設編
343/434

当施設の歩み〒753-0061山口市朝倉町5番4号施設長/礒本智恵 職員数/15定員/入所50設置年月日/昭和38(1963)年8月1日山口県341 地域の方々やボランティアと連携を図り、入居者の家族や知人など人々が集う場所となり、おとどいの里の中に入居者が日常的に、地域に「居る」ということを感じられるコミュニティーを作ってゆくことを目指している。済生会湯田温泉病院と同じ建物に併設されている特色を生かし、医療面でも安心いただける施設であり、医療的ケアの必要な方を受け入れており、24時間介護職員による喀かく痰たん吸引等の処置ができる体制を取っている。養護老人ホーム福寿園 養護老人ホーム福寿園は、平成20(2008)年に施設を新築するまでは、2階建てエレベーター無しの昭和の木造施設であった。しかし、新築完成に伴い、バリアフリー、エレベーター付きと入居者にとっては入居しやすい条件となった。そのため、入所時介護認定を受けている方もどんどん入所できるようになり、補助具を使用される入居者が増加している。結果として、入居者の身体レベルの低下、重度化という課題も浮き上がってきた。措置施設としての人員配置基準の職員ではなかなか厳しい現状ではあるが、平成28(2016)年より介護保険サービスの利用ができるようになり、生活支援を施設職員で、介護は介護保険でと時代が移り変わった。また、在宅で介護保険サービスをすでに利用され、入所後も継続して利用される方も増えている。この十数年で、「人の世話になるのは申し訳ない」という遠慮から「介護を受ける権利がある」という割り切った認識へ変化してきたようにも感じる。時代の変化を感じつつ、今後も介護保険サービスを利用することで、養護での生活支援のケアに職員一同全力で取り組んでいきたいと思う。

元のページ  ../index.html#343

このブックを見る