2-支部-施設編
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当施設の歩み〒753-0061山口市朝倉町4番55号施設長/津田安史 職員数/62定員/入所52、短期5、通所20設置年月日/平成15(2003)年4月1日344援事業所、訪問看護事業所、訪問介護事業所、定員25人の通所介護事業所を運営している。小規模のメリットを生かしたきめ細かなケアで地域の信頼を得て、事業は順調に推移している。 特別養護老人ホーム(以下、特養)と小規模多機能型居宅介護施設(以下、小規模)は、併設型として運営していた。その後、地域内へ他法人の参入が相次ぎ、特に対象者が競合する小規模では利用者の減少が食い止められず経営に大きなダメージを受けた。そこで、小規模を廃止、特養へ転換する決断をし、リフォーム工事他、さまざまな手続きを経て令和元(2019)年8月に特養10床から20床への増床を実施した。当該地域は施設入所意向が強く、入所者を獲得し経営基盤の安定化を図っている。 また、この地域は山に囲まれ、中央に仁保川が流れ田畑が多く点在するという地形になっている。豪雨の際は仁保川が氾濫危険水位を超えると警報が発せられる。平成30(2018)年7月には、利用者16人が朝倉地域のケアセンター内の施設へ避難し、3日間過ごす経験をした。利用者と職員の安全が第一と考えている。 近年、力を入れている活動として、地域の小学生や中学生が福祉に興味を持ってもらうきっかけになるように、学校への出前講座を積極的に行っている。誰もが住みやすい街づくりにつながるように、今後もさまざまな活動を通して地域に貢献してまいりたいと考える。障害者支援施設なでしこ園 障害者支援施設なでしこ園は、みなさまのあたたかいご支援により18年を迎えることができた。 現在、なでしこ園は、52床の入所施設、5床の短期入所、定員20人の通所デイサービス事業を展開している。利用者の高齢化の進行、疾病保有率の上昇、慢性的疾患での病院受診・入院の増加など課題が

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