2-支部-施設編
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当院の歩み〒759-6603下関市安岡町8丁目5番1号施設長/森健治 職員数/767 病床数/373設置年月日/大正13(1924)年3月16日診療科目/内、神内、呼内、循内、消内、腎内、小、外、呼外、消外、整外、形外、美外、脳外、心外、小外、皮、泌、肛、産婦、眼、耳、放、麻、口腔、精、緩和、膠原、病診、リハ山口県345ある。また、利用者に対する身体拘束や虐待などが社会問題となっている。そうした状況の中で、なでしこ園では、特に、重度障害者に対し、なんとか支援につなげられないか、どうしたら受け入れられるのかを常に考えることを目標にしている。 湯田温泉病院を核とした地域包括ケアシステムを遂行する中で、山口地域ケアセンター内の他施設・他事業との連携を図り、さらに、地域にある社会資源と協力しながら、利用者一人ひとりの特性やニーズに応えていかなければならない。利用者に寄り添い、利用者の自立に向けた取り組みへのお手伝いをすることで、その人らしい生活を実現していくことを願い、前へ進んでいきたいと考えている。医療と福祉、切れ目のないサービスを提供しつつ、引き続き障害者支援に一生懸命取り組んでいく。下関総合病院 平成23(2011)年~令和3(2021)年の約10年間の当院の状況を説明するにあたり、平成17(2005)年に市街地より郊外(約9km)への新築移転が行われたことには触れておかなければならない。通常、当院のように新築費用の大半を借り入れで行った場合、返済期間中は数年から数十年にわたり資金的に圧迫する状況が続くことが多い。また郊外へ移転した場合は患者数の3~5%減での非常に厳しい返済計画を立てなければならず、特に移転後5年~10年目の返済のピーク時には、黒字転換は非常に難しい状況が予測された。 しかしながら、平成23(2011)年より令和元(2019)年の8年間の収益は予想に反し、大きな増益となり、返済のピークとなる移転後5年目以降も黒字経営を継続できた。特に平成25(2013)年度は最高収益の年度となった。移転後、全職員一丸となり経営改善に取り組んだ結果、黒字経営が続いたことで更なる投資へ大きな好影響を与

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