2-支部-施設編
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当院の歩み〒761-8076高松市多肥上町1331番地1施設長/若林久男 職員数/390 病床数/198設置年月日/昭和18(1943)年4月15日診療科目/内、消内、循内、糖内、腎内、人工透析内、外、消外、内視鏡内、内視鏡外、整外、小、皮、泌、眼、リハ、放、麻香川県353香川県済生会病院 当院は昭和18(1943)年4月26日に、高松市桜町で診療所の開設から始まり、その後旧病院の老朽化に伴い平成16(2004)年に現在の高松市多肥地区に新築移転した。旧病院では、急性期病院に近接したこともあり、慢性期・回復期機能の色合いが強かったが、現在の多肥地区に移転してからは、救急医療にも注力した高松市南部地域の地域一般急性期機能病院として発展してきた。この過程において、院内の体制を急性期機能として整理するために平成27(2015)年に1回目の病院機能評価機構の審査を受審し、また148床の一般病床については2年間の準備期間を経て、平成28(2016)年にDPC病床となった。幸い地盤の多肥地区は当院移転後郊外商業地区・居住地区として発展し、人口減少の香川県のなかでも人口が増加している地区として知られる。病院にとっての外部環境は良好で、患者数や手術件数、救急車搬送件数等の指標は順調に伸び、急性期機能病院として成長してきたが、平成30(2018)年には近隣に高松市民病院が新築移転し、診療圏では競合することになった。また、今後の地域包括ケアシステムの中での200床以下の小規模病院である当院の果たすべき役割と機能を考え、50床のDPC一般病床を地域包括ケア病棟に転換した。現在、DPC一般病床98床、地域包括ケア病床50床、医療療養病床50床のケアミックスが当院の姿である。 地域の中での済生会ブランドの強化のために、本部の補助を活用し、平成29(2017)年から済生会フェアを開催してきた。コロナ禍での開催は見送られたが、例年は幅広い年代の近隣住民に来院いただき大変盛況である。その他にも多職種による出前講座や出前予防接種、院外会場での接遇研修会や市民公開講座等、地域での済生会ブランドの向上に取り組んできた。 また、昭和37(1962)年に本部事業として開始された済生丸事業は、

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