2-支部-施設編
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当施設の歩み〒761-8076高松市多肥上町1423番地1施設長/浄土明大 職員数/49定員/入所68(うち短期18)設立年月日/平成17(2005)年10月5日354平成23(2011)年から支部岡山・広島・香川・愛媛県済生会の共同事業となったが、香川県の島とう嶼しょ部では急速に高齢化と人口減少が進んでおり、今後の事業運営の重要な課題となっている。平成26(2014)年に制度化された地域医療構想では、令和元(2019)年9月に診療実績が絶対的または相対的に「少ない」と判断された公立・公的病院名公表に当院の名前が含まれた。がん等5疾患5事業を考慮した急性期機能としての評価軸は、もともと整形外科や眼科、外科では胆石やヘルニア等の良性疾患の手術や高齢者の心不全や肺炎診療を地域の役割として担ってきた当院の実績には合わず、また「車で20分」以内の地域には大学病院等の基幹病院が含まれる当院の診療圏で、相対的に実績が少ないとみなされたと認識した。しかし、その後地域構想会議内では手術件数や救急搬送件数、入院患者の診療点数に基づく患者像の解析等から、当院の急性期機能病院としての地域での役割が承認されている。 しかし、高齢化や人口減少等確実に進行する現実に基づき、今後の当院の規模や機能は自主的に、適切に判断しなければならないと認識している。 今回の新型コロナウイルス感染症対応では多くの混乱を経験したが、当院は協力医療機関として、地域行政と協力の上、成人・小児の発熱外来、陽性者のトリアージ検査、入院・外来で注射薬投与、そして中等症までの入院加療を承ってきた。この感染症対応については、今後も状況に応じて行政に協力して地域医療に貢献をする予定である。特別養護老人ホームなでしこ香川 平成17(2005)年10月になでしこ香川は特養ユニット型50床、短期入所10人の定員で開設した。香川県病院に隣接する場所で、再

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