2-支部-施設編
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支部の歩み当院の歩み宮城県35宮城県済生会 〒983-0833仙台市宮城野区東仙台6丁目1番1号宮城県済生会こどもクリニック内 宮城県済生会は、昭和6(1931)年に仙台市と済生会本部の支援を受け、一般診療を行う仙台診療所を開設して発足した。平成8(1996)年度は、現在の宮城県済生会こどもクリニックの原形である宮城県済生会診療所となり、乳児院は県からの受託運営を行ってきた県立乳児院から、平成23(2011)年度に宮城県済生会乳児院として運営を譲渡された。この10年では、役職員の定年退職等により業務体制を新たに構築し、新体制での下で喫緊の課題である支部の移転整備計画に取り組んでいる。 昭和48(1973)年の現施設への移転から、約50年が経過している。建物は乳児院の民営化と同時に宮城県から無償譲渡されたが、老朽化しており、また、土地は県有地となっているため、土砂災害警戒区域(平成29年)に指定されたものの、その手当てを行えないままに経過してきた。現在、令和5(2023)年春に仙台市に隣接する富谷市に移転することを計画し、用地を取得した。 移転先となる富谷市では、子育て世帯を中心に人口が増加しており、小児科クリニック及び乳児院の事業を行っていくための立地に適した地域と考えており、今後当支部がさらに進展していくために努力していく決意である。宮城県済生会乳児院〒983-0833仙台市宮城野区東仙台6丁目1番1号施設長/遠藤清之 職員数/52 定員/55設置年月日/平成23(2011)年4月1日 宮城県済生会乳児院は、昭和48(1973)年建設の現施設で半世紀近く活動してきた。この10年間で乳児院を取り巻く環境は、大きく変化している。入所理由では、ネグレクト(育児放棄、育児怠慢)などの虐待を理由とした乳幼児や出産時にダメージを受けた新生児が増加傾向にある。宮 城 県

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