2-支部-施設編
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当施設の歩み〒791-3501内子町小田149番地1施設長/今野敏伸 職員数/30定員/入所29、通所15設置年月日/平成5(1993)年4月1日376受け入れ指導することで、済生会と大学の関係性を深め、相互協力をすべく平成27(2015)年度に5年間の延長、さらに令和3(2021)年度に3年後見直しの最長5年として再延長するに至った。小田老人保健施設ふじの園 愛媛の山間過疎「小田」の地で28年にわたり、済生会理念の下、住民の超高齢化ニーズに的確に応え、地域維持の支えの一つとして今日を迎えている。小田地区は、この10年間で、総人口が2,957人から2,061人に、高齢化率は44.5%から55.1%にと加速度的に過疎高齢化が進行し、高校の分校化、商店街の衰退など地域も様変わりし、残った高齢者には一層厳しい生活状況となっており、当施設の果たす役割は重要かつ必須となっている。 当施設は、併設の小田病院が診療所に縮小した当時、平成20(2008)年4月に医療機関併設型小規模介護老人保健施設(29床、<介護予防>短期入所療養介護を含む)として体制を再構築して、この10年間も医療・保健・福祉連携サービスを提供してきた。 また、小田地区唯一のリハビリ機能を有する施設として、入所事業と並行して(介護予防)通所リハビリテーション事業を行っており、令和2(2020)年には定員を3人増員し、現在15人定員で機能回復にも積極的に取り組んでいる。 当施設は、その小規模性を長所と捉え、「行き届いたケア、ゆとりあるケア」が実現できていると自負しており、それは温かみと人情味あふれる小田の地域性のおかげと感謝している。平成29(2017)年度に浴槽大規模改修を実施、令和2(2020)年度には愛媛県ノーリフティングケア普及啓発モデル事業所に指定され、福祉用具の導入、実技の習得等を重ね、介護する側・される側の安全安心を学び、サービスの充実を図った。令和3(2021)年度は愛媛県委託事業のICT

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