2-支部-施設編
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当施設の歩み〒791-3501内子町小田149番地1施設長/向井康子 職員数/31定員/入所35(うち短期5)設置年月日/平成5(1993)年4月1日愛媛県377機器活用による介護職場環境改善支援事業の個別訪問支援を受けながら、アナログ環境の現状改善に着手したところである。 この10年間も黒字経営を続けることができたが、地域の支持と支援の賜物であり、この地において必要とされる施設とはいかにあるべきか、全職員が常に課題を共有・共通認識し、今日のコロナ禍を耐え克服し次の10年につなげていきたい。小田特別養護老人ホーム緑風荘 平成の大合併により内子町へと町名が変わるも、小田地区の人口は減り続け、この10年間に900人減の2,057人。高齢化率は10.8%増の55.3%と、超高齢社会になっている。 特養と短期入所は、開設当初と変わらず定員35床で運営しているが、デイサービスセンターは、月間利用者が300人未満の小規模事業所に分類されたため、平成28(2016)年度には地域密着型通所介護事業に移行して、定員18人(2人減)で運営しているが、近年、ご家族の意向により施設入所を希望される利用者が急増しており、デイサービスや短期入所の利用者数が右肩下がりに推移している。 介護保険が導入された当初、小田地区に3事業所あった居宅介護支援事業所は、利用者数の減少に伴い平成29(2017)年3月末までの間に2事業所が撤退し、現在は緑風荘のみとなっている。高齢者を含めた家族の問題(8050問題)に包括的に関わっていかざるを得ない昨今、介護保険制度のサービス調整だけでなく、地域包括・役場等の行政、他制度を含めたさまざまな社会資源と連携を図りながら、できる限りの対応を心掛けている。 3年ごとに改正される介護保険制度においては、特養の入所者は要介護度3以上に限定され、加算を取らなければマイナス改定と、小規模施設には非常に厳しい現状であるが、地域に密着した、地域に必

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