2-支部-施設編
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当院の歩み〒837-0916大牟田市田隈810番地施設長/稲吉康治 職員数/346(委託職員を含む)病床数/196設置年月日/昭和8(1933)年3月27日診療科目/胃、内、糖内、外、泌、整外、脳外、婦、放、呼、循、リウ、リハ、小外、眼、麻福岡県387員特定処遇加算」などの取り組みを続けた結果、1日当たり利用単価が10年で20%増加した。 施設整備について平成29(2017)年度より介護施設も建築基準法第12条による報告が義務付けられたため、平成30(2018)年2月建築物・設備の定期点検を初めて実施、結果重大な外壁の劣化が認められた。同年4月以降1年間かけ外壁など指摘された設備を大規模補修。設立後20年経過した施設は多々劣化が認められるため、平成29(2017)年9月は通所リハ利用者用の浴室を増設。令和2(2020)年7月、通所リハの床材及び壁クロスの全面改修、8月は玄関前へ家族向け駐車場を新設し、療養環境の改善を行った。 令和3(2021)年に猛威を振るったcovid-19対策で簡易陰圧装置を設置、現在、老朽化により更新時期を迎えた空調設備、換気設備を更新している。大牟田病院 大牟田市は炭鉱の町として栄え、戦後日本産業復興に貢献してきた。昭和34(1959)年ピーク時の人口は20万8,000人だったが、炭鉱の閉山などで人口は減少し、10年前は12万2,000人、現在は11万1,000人とピーク時の半分近くまで減っている。高齢化率も令和2(2020)年2月時点で36.8%と全国平均28.6%を上回っている。大牟田病院は大牟田市の北部に位置し、一般病床147床、回復期リハビリテーション病床49床、職員300人、有明医療圏の二次救急病院として救急医療、災害医療、がんや各種疾病の早期発見・早期治療はいうまでもなく、より質の高い急性期医療に努めている。では、ここ10年の当院の歩みと地域の出来事を織り交ぜて記す。 10年前の平成23(2011)年は日本を震しん撼かんさせた東日本大震災があった時期である。九州地方では九州新幹線が全線開通し、大牟田

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