2-支部-施設編
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支部の歩み山形県37山形県済生会 〒990-8545山形市沖町79番地1 山形済生病院内 平成23(2011)年4月、山形県の特養入居待機者の増加と、国の介護基盤緊急整備計画が後押しとなり、山形県済生会四つ目の特別養護老人ホームとして山静寿を開設。開設直前に発生した東日本大震災の影響により開設日が10日遅れてしまう等の不測の事態に見舞われた。 平成24(2012)年7月には、前項で述べた山静寿同様、国の介護基盤緊急整備計画をうけ、地域密着型特別養護老人ホームやまのべ荘を開設。平成25(2013)年4月には、山形市の待機児童増加による保育所開設公募があり、はやぶさ保育園を開設。翌年4月には、特養山静寿に併設する形で、山形県内初となる視覚に障害を抱える高齢者のための養護老人ホームとして、養護(盲)山静寿を開設した。平成30(2018)年1月には、地域包括ケアシステムの一翼を担い、医療・福祉サービスの提供をより一層推進することを目的として、山形済生病院南館を増築。同年3月には、増築した南館の4階5階に、山形市小白川町から介護老人保健施設フローラさいせいを移転させ、山形済生病院の地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟を同時に開設し、地域包括システムの最初のスタートを切ることとなった。 最大の変革であるといえるのが山形済生病院の院長交代である。同年3月31日をもって濱崎允前院長(現支部長)が退任され、現在の石井政次院長が就任。山形県済生会に新しい風が吹き始めた。翌年4月には、旧フローラさいせいをリニューアルし、小白川ケアセンター並びに乳児院はやぶさを開設。サービス付き高齢者住宅をはじめ各フロアで展開するサービスが異なる特色を生かし、利用者の多様なニーズにお応えできる、介護福祉・児童福祉の複合型施設としてオープンした。また、特別養護老人ホームやまのべ荘では、水害(浸水)対策が喫緊の課題である中、国土交通省及び山辺町の理解とご支援の下、福祉避難所機能を担う新たなデイサービスセンターとして、2階建て新棟を整備した。また、山形済生病院で実施していた訪問看護事業を山 形 県

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