2-支部-施設編
394/434

むさし苑の移転増改築 〒818-0058筑紫野市湯町2丁目9番2号施設長/田中俊太 職員数/82定員/入所120設置年月日/昭和56(1981)年4月1日392推進するため、外部コンサルタントを招しょう聘へいし、客観的データから業務分析と課題改善に取り組んだ。令和3(2021)年1月には、新型コロナウイルスによる院内クラスターが発生し、入院休止や救急車の搬入一時停止など、病院経営に大きなダメージを受けたが、執行部をはじめとして職員のモチベーションは高く維持され、補助金を最大限活用した成果もあって経営は平成27(2015)年以来の黒字化を遂げた。 令和3(2021)年においても、新型コロナウイルスの感染は続いているが、重点医療機関として新たに施設整備を進め、さらに黒字化という明るい兆候により経営改善の機運は高まっている。今後、筑紫地域の急性期医療の拠点病院として更なる発展を遂げるべく「救急医療・地域医療連携での断らない医療の実践」を運営方針として日夜まい進している。特別養護老人ホームむさし苑 昭和56(1981)年4月の開設後、施設の老朽化、狭隘化、耐震性の問題等が顕著になり、また、ユニット化等の社会的要請も強くなったことから、平成22(2010)年4月に準備委員会を立ち上げ、新たな施設について協議を行った。 平成23(2011)年2月、隣接する旧二日市病院跡地に新施設を着工し、平成24(2012)年3月、完成移転した。 新施設の規模は、鉄筋コンクリート造り地上4階建て(延べ床面積7,097.05㎡)で、総事業費は、13億5,500万円であった。 新施設は、広域型のユニット型個室100床(10ユニット)と地域密着型の多床室20床で、定員は、100人から120人に増員となり、ショートステイ事業は、空床利用に変更となった。また、地域への社会貢献の一環として、公民館と連携した事業などで地域の方々も利用できる「コミュニティーホール」を施設内に設けた。

元のページ  ../index.html#394

このブックを見る