2-支部-施設編
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現況406事業を開始。しかしながらこれまでの建物は、昭和33(1958)年に日赤原爆病院として建築されたものを利用していたこともあり、老朽化が進み施設不備等のため新築移転を計画。平成10(1998)、11(1999)年度の国庫補助金「老朽民間社会福祉施設整備」を受け、現在地に平成11(1999)年10月1日に新築移転運用を開始。また、同年12月に通所介護事業所を定員25人で開設。平成13(2001)年7月に定員30人。平成15(2003)年8月に定員35人へ増員し、在宅介護も強化してきた。 平成14(2002)年1月から居宅介護支援事業所を新たに開設。平成26(2014)年より、サービスの質の向上、個別ケアの観点から、「長崎市老人福祉関係社会福祉施設等施設整備費補助金」を受け、隣接地に特別養護老人ホーム(新館)の増改築工事を行い、平成27(2015)年4月より特養の全室個室としてユニットケアを開設する。更に、同年8月より短期入所事業を14床へ増床。その後、平成28(2016)年3月に19床、同年10月には36床へ増床している。平成27(2015)年11月、空床利用型短期入所生活介護事業所を開設。平成30(2018)年総称名を「特別養護老人ホーム」から「済生会長崎福祉センター」へ変更。同年7月、介護職員不足により通所介護事業所の定員を35人から15人へ縮小し、地域密着型の通所介護事業所として開設。同年10月より定員を18人へ増員。訪問介護事業は、令和3(2021)年2月、ヘルパーの人員不足により同月14日付で休止中である。 従来型特養としてスタートした「なでしこ荘」は、ユニットケア導入後、看み取とり介護にも力を入れている。特養は入所期間の定めがないため、亡くなるまで住み続けることができる。さまざまなご経験をされてこられたご入居者様が、人生の最後を迎える時「どこで迎えたいか」「誰と過ごしたいか」を、ご本人様やご家族様と一緒に考え実践していく、そのお手伝いは、長崎福祉センターの職員でなければできないと自負している。本格的に看取り介護に取り組み今年で7年目。看取り介護実施者も平均値で87%と、ご逝去にて退所される方の約9割の方が看取り介護を選ばれている。看取り介護を実践していく中で、「最後に自宅で過ごしたい」「家族や友人に会いたい」「好きだった食べ物を食べたい」などご要望もたくさんお聞きしている。その一つ一つを、可能な限り実現できるように、多職種共同チームで取り組

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