2-支部-施設編
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当施設の歩み山形県39い」との連携を深めることで、これまで以上に切れ目のない医療・福祉サービスの提供を目指している。 平成30(2018)年4月は当院の運営体制で大きな転機となる年であった。昭和61(1986)年に院長に就任し、以来30年以上にわたり当院をはじめ山形県済生会の発展のために多大なるご尽力をいただいた濱崎允院長が平成30(2018)年3月末をもって退任され、名誉院長の称号が贈られた。後任として石井政次副院長が院長に就任し、副院長3人による新体制での運営となった。早速、経営幹部会議の新設など、意思決定会議の刷新に取り掛かり、病院理念を「急性期から在宅まで」を念頭においた内容に一部見直した。 平成23(2011)年からの10年間には、同年6月の病児保育所の開所、同年11月外来化学療法室の新設移転、翌年8月入退院センター開設、平成25(2013)年10月には血管生理検査室が開設され、診療の質の向上とともに職員の福利厚生の充実がはかられてきた。 令和2(2020)年、武漢に端を発した新型コロナウイルスへの対応では「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を立ち上げ、2月のダイヤモンド・プリンセス号へのDMAT派遣から始まり、帰国者・接触者外来の設置、4月には新型コロナ感染症診療チームの立ち上げと疑似症患者の6B病棟への受け入れ、6月にはPCR検査機器の導入による検査体制の整備を行った。令和3(2021)年4月には陽性患者の受け入れも開始し、新型コロナウイルス感染症重点医療機関に指定された。併せて地域住民へのコロナワクチン個別接種も南館1階にて開始した。公的病院としての役割を果たすべく職員一丸になり新型コロナウイルスへの診療にあたっている。済生会山形訪問看護ステーション〒990-8584山形市沖町79番地1施設長/平由美子 職員数/18設置年月日/平成11(1999)年4月1日 当ステーションは、昭和62(1987)年2月に山形済生病院における「訪問看護事業」を経て、平成11(1999)年4月に「済生会山形訪問看護ステーション」として山形済生病院内に開設した。 当ステーションは山形市北部に位置し、高齢化率の高い地域である

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