2-支部-施設編
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当院の歩み〒861-4193熊本市南区近見5丁目3番1号施設長/中尾浩一 職員数/2,109(非常勤除く)病床数/400 設置年月日/昭和10(1935)年9月16日診療科目/内、外、消内、消外、整外、呼内、呼外、腫瘍内、糖内、泌、腎内、心外・循内、脳外、脳内、放、麻、救急、病診、リハ熊本県409を模索、挑戦した10年であった。熊本病院 昭和10(1935)年9月16日、熊本市本荘春の本に済生会熊本診療所を開所、10年後の熊本大空襲の被害を経て、昭和33(1958)年12月、熊本市段山本町に50床の病院として移転開院した。この開所、開院が現在の熊本病院の原点となっている。 平成7(1995)年に現在地である近見に移転し、令和3(2021)年で26年を迎えるが、これまで須古博信現名誉院長、副島秀久現名誉院長のもと、救急医療体制の拡充や医療プロセス・質の管理(TQM)、人事・教育の改革などを推進し、国内有数の急性期病院へと成長を遂げた。 熊本病院におけるこの10年では、電子カルテシステムの導入、医療の質における国際的な評価であるJoint Commission International (以下、JCI)の認定、ロボット・低侵襲手術センターの創設など、医療の質向上や医療提供体制の拡充に取り組んだ。直近10年の主な沿革は以下の通りである。 平成23(2011)年、紙記録から脱却し医療の効率化と充実を図るため、多職種から成る1年以上の導入プロジェクトを経て、電子カルテシステムを導入した。オーダリングシステムや電子化されたクリニカルパスを用い、患者ケアを充足させるなど医療レベルの向上につながった。 平成25(2013)年、当院の医療の質と安全性を国際水準に向上させるため、米国の国際医療機能評価機関(JCI)の受審に挑んだ。5日間におよぶ13領域、1,100以上の評価項目の審査を経て、病院としては西日本初、公的医療機関としては日本初の認定となった。同年、手術支援ロボット「da Vinci」を導入し、県内初となるハイブリッ

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