2-支部-施設編
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当施設の歩み40と共に新興住宅地もあり、多様なニーズのある環境である。平成23(2011)年に「サテライトやまのべ」を開設。山辺町、中山町方面で展開している。平成25(2013)年には、訪問看護事業所の少ない小白川地域に「サテライト小白川」を開設し、令和元(2019)年から専従スタッフを常駐させ、周辺地域の開業医との連携を充実させている。 また、母体病院(山形済生病院)との迅速な対応と連携を強みとし、この10年で利用者数、職員数共に70%増となっている。介護老人保健施設フローラさいせい〒990-8545山形市沖町79番地1施設長/折田博之 職員数/84 定員/100設置年月日/平成8(1996)年4月1日  当施設は平成8(1996)年4月、山形済生病院の新築移転に伴う跡地を利用して開設された。 開設当初よりリハビリ機能に重点を置き、在宅復帰に力を注いできた。しかし、建築後30年を経過した建物の老朽化が進み、年々補修費等の資金負担が増え続け、単独施設経営が厳しい状況が予測された。一方、山形済生病院では、国で示す2025年に向けた地域医療構想を見据え、一般急性期医療を継続しつつ、今後不足が見込まれる回復期リハビリ病棟・地域包括ケア病棟への転換が検討されていた。この結果、介護病床と回復期リハビリ・地域包括ケア病床を同一施設に有することで、急性期医療から在宅ネットワークの構築、切れ目のない医療・介護サービスの提供をもって、地域包括ケアシステムの推進に寄与できると考え、平成27(2015)年12月山形県済生会支部理事会にて山形済生病院南館の建築が承認された。 平成28(2016)年10月着工、平成29(2017)年12月15日山形済生病院南館竣工。平成30(2018)年3月4日同建物4階・5階へ移転を果たした。移転の際は、山形県済生会職員及びOB会(楽水くらぶ)会員の方々等の多数のご協力をいただき、2日間で機器備品・入所者(91人)を無事に移送することができた。移転に伴い、平成29(2017)年12月通所リハビリ事業を廃止としたが、老健施設退所後の在宅生活を支える機能として、翌年9月より訪問リハビ

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