2-支部-施設編
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宮崎県419して昭和33(1958)年5月15日、内科、外科、病床数21床、医師2人を含む職員数11人で開設した。 昭和35(1960)年には病棟を増築し、病床数101床となり、診療科も放射線科、整形外科を増設した。昭和41(1966)年の病棟増築により162床となった。その後、結核患者の減少により昭和45(1970)年に一般121床、結核41床とし、診療科も循環器科を、昭和46(1971)年には理学診療科を設置した。昭和50(1975)年2月、県立延岡病院より森山英五郎第二内科医長が院長として派遣され、医師の確保を図った。昭和56(1981)年に病床も一般146床、結核16床に再編された。老朽化が著しかった診療管理棟については、昭和50(1975)年12月病院改築が承認され、昭和52(1977)年6月に完成、同年12月27日、総裁高松宮、同妃両殿下の御台臨を仰ぎ落成式典が挙行された。その後は、昭和61(1986)年に消化器科を設置し、診療及び看護体制も整い安定した運営が続くこととなる。 昭和35(1960)年建築の病棟は、腐食、老朽化が進み、医療の近代化に対応するため、開設30周年記念事業として全面改修することとなった。昭和63(1988)年9月一般病棟200床、結核病床16床が完成し、診療科も小児科、眼科が増設され、平成元(1989)年5月、開設30周年式典並びに竣工式が執り行われた。 平成5(1993)年に日向市が当院敷地内に日向地区小児夜間急患センターを設置、当院がその運営にあたった。更に耳鼻咽喉科を設置、平成7(1995)年に日向入郷医療圏二次救急医療病院群輪番制度が当院以下3病院によりスタート、平成8(1996)年に脳神経外科、麻酔科、リハビリテーション科を設置した。平成11(1999)年7月には感染症指定医療機関(4床)の指定を受け病床数220床となり、平成13(2001)年には療養環境整備を目的として病棟を増築し、個室を8床から76床に増設した。平成15(2003)年度には結核病床16床を廃止し病床数204床(うち感染4床)となった。この間は比較的順調な運営に推移したが、平成16(2004)年度より患者の減少が顕著になり、効率的な病棟運用を目的に、平成17(2005)年度に療養病棟49床を設置したものの、併せて表面化した内科医の大学からの引き揚げを受け、平成18(2006)年度は一般病床49床の閉鎖に追い込まれ、経営は危機的状況に陥った。この状況下、同年度に

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