2-支部-施設編
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地域医療構想への対応新型コロナへの対応当施設の歩み〒890-0031鹿児島市武岡5丁目51番10号施設長/吉田紀子 職員数/162 設置年月日/平成9(1997)年8月1日424ち20床を地域包括ケア病床とした。 令和元(2019)年9月に、厚生労働省が「2025(令和7)年の地域医療構想の実現に向けて再編統合について特に議論が必要である」と公表した公立・公的病院424病院の一つとされ、具体的対応方針の再検証を要請された。その後、鹿児島保健医療圏地域医療構想調整会議の指導の下、令和2(2020)年に「2025年までに現在の急性期病床(20床)をすべて回復期病床に転換する」こととし、この対応は、同会議から「現時点では概おおむね妥当なもの」と認めていただき、現在に至っている。 当院開設90年にあたる令和2(2020)年から新型コロナウイルス感染症が全国的にまん延した。 当院としては、済生会の拠点病院としての役割を果たすため、地域包括ケア病床のうち3床をコロナ対応病床とし、同年8月から令和3(2021)年10月までの間で42人の陽性患者の入院を受け入れた。また、外来では、診療・検査医療機関として発熱患者に対応し、コロナワクチンの接種にも積極的に取り組んだところである。 今後、急激に少子高齢化が進む中、来るべき当院開設100年に向け、地域の皆様から信頼され、愛される病院であり続けられるよう、職員一丸となって努力していきたい。鹿児島地域福祉センター 済生会鹿児島地域福祉センターは、特別養護老人ホーム高喜苑を中核として平成9(1997)年8月に開設し、令和3(2021)年現在、施設系、通所系・訪問系等事業合わせて12事業を運営している。 「特別養護老人ホーム高喜苑」は、ユニット型の施設が多くなっているなかで、従来型特養として、開設以来24年の信頼実績を得て安定した事業を展開している。

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