2-支部-施設編
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施設の整備在宅事業福祉避難所機能を担う施設の増築〒990-0323山辺町大字大塚814番地2施設長/砂押哲也 職員数/91   定員/特養80、地域密着型特養20、短期8、通所30設置年月日/平成元(1989)年4月1日山形県43特別養護老人ホームやまのべ荘 当施設の入所申込者が130人を超え、平成21(2009)年よりその解消に向けて、山辺町と第5期介護保険事業計画に増床を盛り込む方向で調整が行われてきた。その中で、平成23(2011)年3月の東日本大震災後の状況を背景に、山辺町と県との協議で急きょ形態を変え前倒しでの整備となり、町の第4期介護保険事業計画として、ユニット型個室の地域密着型特別養護老人ホーム20床の増築が追加された。山形県介護基盤緊急整備臨時特例基金を活用して、平成24(2012)年6月竣工、同年7月1日に開設した。同時に、医療依存度の高い利用者への対応として、済生会山形訪問看護ステーションと連携を図り「サテライトやまのべ」を設置した。 平成27(2015)年8月、山辺町地域包括支援センターを受託して、地域包括ケアの推進に努めた。 今後の事業展開を踏まえて、平成30(2018)年3月、山辺町社会福祉協議会へ事業を引き継いだ。同年4月、介護予防・健康増進を目的として、介護保険非該当者及び要支援1.2相当の方を対象に、町から介護予防・日常生活支援総合事業の委託を受け、通所型サービスA(ミニデイ)を開始した。 施設周辺には須川が流れており、平成29(2017)年1月、国交省より公表されたハザードマップによると、建物の周囲は浸水深が最大2.8m、浸水継続時間は24時間と想定される報告が出された。平成25(2013)年1月、町と福祉避難所協定を締結しており、避難困難な入所者の安全確保は喫緊の課題であったが、福祉避難所の機能を担う2階建てのデイサービスセンターが、平成31(2019)年3月竣工、同年4月1日に開設した。大雨で浸水の恐れがある場合、2階が入所者100人余の避難場所となり、体調が急変した場合は、東側バルコニーから避難用スロープを通って堤防沿いを緊急搬送ができるよう

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