2-支部-施設編
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防災の取り組み安全避難棟の増築山形県45日中のおむつ使用率0%の達成を果たしている。更に、平成30(2018)年第7回介護甲子園において、全国6,472事業所の中から最優秀賞に選ばれ、先駆的な自立支援介護の取り組みが社会的に高い評価を受けている。 また、外国人材の活用も積極的に行っており、平成21(2009)年から日本とインドネシア両国による経済連携協定に基づき、インドネシア人の介護福祉士候補者の受け入れを開始。これまで延べ11人の受け入れを行い、3人の外国人介護福祉士を誕生させている。 なでしこプラン及びソーシャルインクルージョン計画に基づき、刑余者の社会貢献活動の受け入れ・就労支援、交通機関が乏しい買い物困難者に対する買い物支援、要援護高齢者へのサロン事業等の取り組みを積極的に行っている。特に、刑余者の就労支援においては、協力雇用主として8人の刑余者の雇い入れを行い、刑余者の更生と社会復帰に尽力している。これらの取り組みが高く評価され、平成28(2016)年法務省東北地方更生保護委員会より感謝状の贈呈、平成30(2018)年山形保護観察所より感謝状の贈呈を受けている他、山形保護観察所をはじめ、山形地区・天童地区保護司会、山形刑務所、コレワーク東北等の関係機関との緊密な連携と協力体制を構築している。また、国連において2030年までに達成することを目標としているSDGsの取り組みについても積極的に推進しており、当荘のSDGsに資する事業をホームページにて公表している。 平成23(2011)年東日本大震災において被災者延べ5人の受け入れを行い、同年7月、被災者への面会のため皇太子殿下(現天皇陛下)の行啓があり、施設をご視察されている。近年頻発する災害への備えの一環として、防災のスペシャリストである防災士の養成を行い、平成28(2016)年の岩泉水害では9人、延べ57日間、平成30(2018)年の西日本豪雨では2人、延べ14日間、職員の派遣を行っている。また平成30(2018)年より、福島県被災地介護施設再開等支援のために3人の職員を延べ270日間、南相馬市の特別養護老人ホーム梅の香に派遣している。 平成29(2017)年の「水防法等の一部を改正する法律」の施行により、山形市洪水ハザードマップが改正され、当荘周辺の浸水深は最大3.0mとされたことを受け、避難困難な入所者の安全確保は喫緊の

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