2-支部-施設編
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現況当施設の歩み施設の特徴〒990-2474山形市大字沼木1133番地1施設長/月澤浩一 職員数/21定員/50(全室個室)設置年月日/平成26(2014)年4月1日山形県471人を派遣した。 令和元(2019)年、EPA(インドネシアとの経済連携協定)に基づく外国人介護福祉士候補者の申請に対し、男性2人のマッチングが成立した。当初令和2(2020)年12月からの受け入れを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、半年遅れて令和3(2021)年6月からの就労となった。現在は、3年後の介護福祉士資格取得に向けて、施設全体で学習や生活をサポートしている。今年度(令和3年度)は、開所から丸10年という節目を機に、「原点回帰」をテーマに掲げ、これまでの取り組みを振り返り全職員で「施設理念」を再確認するとともに、新たに「施設ビジョン」や「行動指針」を策定し業務に取り組んでいる。養護(盲)老人ホーム山静寿 山形県内には、視覚に障がいを抱える高齢者施設が未設置であったが関係団体からの強い要望が後押しとなり、平成26(2014)年4月に特養山静寿と併設する形で、県内初となる養護(盲)老人ホーム山静寿を開設した。開設初年度は、35人の入所者を迎え入れ、高齢視覚障がい者専用施設への期待が大きく表れる形となった。 施設は、全室個室の2階建てで、障がいを持たれる方でも自立して生活できるよう、さまざまな場所にサイン(目印)が施されている。居室の表示には凹凸があるパネルが用いられ、廊下の手すりは部屋番号分の鋲びょうが打ってあり、指先で自室が認識できるようになっている。また、廊下には日本庭園の装飾品である水すい琴きん窟くつが置かれ、水を流すことで発せられる音により、入所者がどこにいるのかを認識できるよう工夫されている。2階エリアは、パソコンやスマートフォンで常時情報を得られるようWi-Fi環境が完備してある。屋内から一歩外へ出ると、建屋の西側には遊歩道が整えられ、季節のうつり変わりを肌で

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