2-支部-施設編
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経営今後の方針当施設の歩み福島県55入れ治療を行った。感染対策としては、プレハブ特別診察室2台、簡易陰圧装置3台を設置するなど感染対策を徹底した。また、診療、検査体制として、ドライブスルー検査を行った。感染対策体制を強化していたが令和3(2021)年1月、患者5人、職員5人が新型コロナウイルスに感染し福島県25例目のクラスターとなり、5~25日入院受け入れ停止、7~25日外来を休止し電話診察で対応した。 県北保健所、福島県立医科大学附属病院感染制御部の指導の下、職員一丸となり、最短の休止期間で再開することができた。また他の病院のクラスター発生にも看護師の応援派遣を行った。 3月29日から新型コロナウイルスワクチン接種のため、医師、看護師、事務職員を川俣町の集団接種会場へ派遣している。 済生会川俣地域ケアセンター内11事業の経営と運営をするため、以下の会議・部会を設置。(経営管理会議、企画部会、看護部会、相談員部会、なでしこ連絡会) 感染症への対応など地域唯一の病院として、また地域包括ケアシステムを基盤として、済生会川俣地域ケアセンターとして事業を展開し、地域の皆さんが安心して生活できるよう医療福祉の切れ目のないサービスの提供をし、川俣町の発展に寄与する。川俣訪問看護ステーション〒960-1406川俣町鶴沢字川端2番地4済生会川俣病院内施設長/高野昌子 職員/6(看護師4、作業療法士1、事務職員1)設置年月日/平成24(2012)年10月1日 平成7(1995)年5月より済生会川俣病院のみなし訪問看護ステーションとして訪問看護サービスを行ってきた。平成23(2011)年の東日本大震災の翌年に川俣地域唯一の指定訪問看護事業所として済生会川俣訪問看護ステーションを設立。震災の影響から川俣町の人口減少のスピードに拍車がかかり、高齢化率も40%を超え避難解除後は、住み慣れた地域に戻り最後を迎えたいという利用者が増えている。また新型コロナの影響もあり、自宅療養を希望する高齢者が増える傾向にある。これらの「最後は」「最後まで」住み慣れた地域、自宅でという患者の要望に応えられる訪問看護ステーションでありたいと考える。職員が一丸となって途切れることのない医療、看護の提供を目指

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