2-支部-施設編
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東日本大震災、福島第1原発事故新型コロナウイルス感染症経営今後の方針当施設の歩み福島県59対象とした施設として地域参加に力を入れた運営としている。 平成23(2011)年3月11日東日本大震災、東京電力福島第1原子力発電所の事故が発生。川俣町は福島第1原発から47km、川俣町山木屋地区は33kmに位置し、地震被害に加え大量の放射性物質が放出され避難生活を強いられた。同年4月の開所を目前にしていた当施設は備品や工事の遅れもあり5月中旬より入居者を受け入れた。 令和2(2020)年12月8日併設施設職員1人の感染を確認した。日ごろの感染対策が功を奏し感染者が増加することはなかった。また、福島県県北保健所の指導の下、職員一丸となり対応したことで9日間のサービス休止を経て再開することができた。 地域密着型の特別養護老人ホームとして川俣町民の受け入れを主としている。また、福島県の指針(参酌基準)に沿って重度の方を優先して受け入れている。 現在は、併設介護老人保健施設のほか地域の介護支援専門員や医療機関MSWとの連携を構築し、利用率の高値を維持できるよう空床時の短期入所生活介護対応も含め取り組んでいる。 長期入所のニーズは今後も要介護4以上の重度者や90歳以降の高齢者が主であるため、健康管理に力を入れて入院することなく穏やかに生活できることを支援していく。また、体力低下を防ぎ川俣町中心部に立地している強みを生かした地域交流や地域参加を通して開かれた施設運営に努めていく。かわまた居宅介護支援事業所〒960-1428川俣町字五百田20番地1済生会春日診療所内施設長/大久保可奈子 職員/3(主任介護支援専門員3)設置年月日/平成19(2007)年4月1日 当事業所の特徴は、母体の病院をはじめ、医療と介護の6施設5事業所を統轄する「済生会川俣地域ケアセンター」が組織化されていることである。それにより医療と介護が切れ目なくセンター内で連携を図り、より専門的で密なチームアプローチが可能である。個別ケースのケアマネジメントにおいてはもちろんだが、今後も、医療と介護の要素を併せ持つ済生会川俣地域ケアセンターだからこそ可能な、専門

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