2-支部-施設編
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病院機能の充実と社会的使命当院の歩み〒311-4145水戸市双葉台3丁目3番地1施設長/須磨﨑亮 職員数/315 病床数/115設置年月日/昭和60(1985)年4月1日診療科目/小内、新生児内、小血液腫瘍内、小循、小神経心療内、小内分泌・代謝内、小感、小腎、小アレ、小救急、小外、新生児外、小泌、小脳外、心外、小形外、麻、放66平成30(2018)年8月、看護師特定行為研修機関の指定を受け、県内で2番目の教育研修プログラムを開始した。 平成31(2019)年4月1日、生澤義輔新病院長が就任し、新たな体制となった。同年4月からは、病児保育所の運営を開始した。これは、当院職員のみならず、水戸市からの委託事業として一般のお子さんもお預かりし、地域貢献の新たな取り組みとなっている。平成31(2019)年度は診療においても大きな進歩があり、TAVIやIMPELLAの実施施設として認定を受け、より高度で先進的な医療の提供を開始した。 令和2(2020)年1月末頃から、日本でも新型コロナウイルス感染が流行の兆しを見せ始めた。当院も、クルーズ船対応へのDMAT隊員派遣等の支援を行う一方、院内の4南病棟25床を専用病床として確保、また発熱外来を設置し新型コロナへの診療体制を整え、患者の受け入れを行った。 令和3(2021)年5月現在、新型コロナウイルス感染患者の受け入れ対応及び、院内感染防止に最善を尽くす一方で、将来の地域医療の中核を担う病院として、今後の病院の在り方や地域医療構想への議論を進めていく。茨城県立こども病院 当院は「将来を担うこどもの生命をまもり、心身ともに健やかに育てる。」という基本理念のもと、茨城県が一般の医療機関では治療が難しい小児患者に高度かつ専門的医療を提供する施設として、昭和60(1985)年4月1日に設立した。開院当初より茨城県済生会に運営が委託され、県派遣の幹部事務職員と医師以外の職員は済生会職員として雇用されている。平成18(2006)年4月1日からは、地方公営企業法の全部適用が実施され、茨城県に病院局が設置されて経営管理に関する権限を所掌、当院も病院事業管理者の管理下に入ることと

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