2-支部-施設編
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67なった。また、指定管理制度の導入により、茨城県済生会は指定管理者として運営委託を引き継いでいる。 当院は小児専門病院として、NICU(新生児集中治療室)、ICU、MRI、CTスキャナー、リニアック、心臓血管造影装置、救急患者搬送用のNICU車等の設備・機械を備え、小児に適した療養環境を整備し、超低出生体重児、小児がん、先天性心疾患などの重篤・難治な小児疾患に高度・専門的な医療を、並びに24時間・365日の小児救急医療を提供している。また医師・看護師の養成、臨床医学の研究も積極的に行っている。 平成23(2011)年10月には、診療科の充実に対応するため、入院病床を増床し現在の115床での運用を開始した(新生児科39床、小児科・小児系外科混合76床)。 平成24(2012)年7月1日、茨城県の小児医療の拡充と研修医や小児科医師教育の充実を目的として医療教育局を設立し、局内に筑波大学の施設である茨城県小児地域医療教育ステーションを設置して、大学から教育担当スタッフの派遣を受けている。 平成25(2013)年9月1日には、診療水準を向上させるために、小児医療・がん研究センターを設置した。また、同年10月1日には、リハビリテーション室を開設し、難病入院児や手術後のリハビリテーションとハイリスク児の外来リハビリテーションに力を入れている。 また、院内療養環境の改善を図るため、平成25(2013)年度からの3年計画で、病院内の内装を一新した。 平成30(2018)年4月、医療の標準化、効率化を図り適正な医療を提供するため、包括医療費支払制度(DPC)を開始した。令和元(2019)年11月1日には、小児がん患者等の長期の診療体制の強化のための連携病院として、小児がん連携病院に指定された。また、同年には茨城県から難病医療指導機関及び高次脳機能障害支援協力病院に指定された。  令和2(2020)年11月27日には、医師不足地域等への小児科医師派遣等の取り組みが評価され、200床未満の病院ながら「地域医療支援病院」の特例承認を受けた。 また、令和2(2020)年1月からの新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染対策のため同年4月には患者動線を完全に分けた感

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