2-支部-施設編
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東日本大震災観測史上最高の大雪国内での新型コロナウイルスの発生群馬県89率が15%前後で維持され、令和2(2020)年度は16.1%となった。なでしこプランでは、平成30(2018)年4月から介護予防事業として「あずま荘いきいきカフェ」を毎月第2土曜日、前橋病院7階レストランでテーマを決めて開催した。地域の高齢者にとって新しい居場所となり、社会参加にもつながっている。平成30(2018)年度は赤字決算であったが、令和元(2019)年11月以降、理学療法士等の増員を行い、超強化型の介護報酬を取得したことで、その後の経営は安定している。 平成23(2011)年3月11日の東日本大震災の後、前橋市内においても計画停電が実施されたが、群馬県済生会では、2系統からの電力供給が行われたため計画停電に至らなかった。当初、紙おむつ等の消耗品の配送の遅れがあったが地元のメーカー等の協力により短期間で解消された。平成26(2014)年8月、災害時に当施設が「福祉避難所」を設置運営する契約を前橋市と締結し、翌年7月には、地域での防災協力活動を促進する目的で、前橋市に防災協力事業所登録を行った。 平成26(2014)年2月14~15日、前橋地方気象台の観測以来、最高積雪となる73cmを記録し、数日、職員は徒歩で通勤した。通所職員を中心とした除雪隊を編成し、1人暮らしの高齢者世帯を訪問して自宅周囲の除雪を行った。平成28(2016)年1月18日にも29cmの積雪があったため、除雪隊を編成し、1人暮らし世帯等18世帯の除雪を行った。 令和元(2019)年末、中国の武漢市から報告された原因不明肺炎が新型コロナウイルス感染症と判明し、国内では、令和2(2020)年1月15日に1例目が確認された。当施設では、感染症に対する標準予防策の徹底を図るとともに、マスク、アルコール、グローブ類の備蓄を増加させた。

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