2-支部-施設編
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将来的な病院の安定、機能維持・拡大を目指して病院長交代〒332-8558川口市西川口5丁目11番5号施設長/佐藤雅彦 職員数/1428 病床数/424設置年月日/昭和15(1940)年4月15日診療科目/内、循内、消内、呼内、腎内、糖・内分泌内、神内、腫瘍内、放、外、整外、脳外、泌、産婦、血外、呼外、眼、耳、皮、麻、小、精、リハ、病診、臨検、心外埼玉県91川口総合病院 当院のこの10年間の大きな出来事は、平成27(2015)年の新館(東館)オープンである。 平成17(2005)年6月に念願であった現在の本館の建て替えが完成し、最新の医療機器を整備した時代と地域ニーズに見合った総合病院として成長してきたが、数年を経て、病院機能は大幅な拡大を遂げ、職員数は約1.5倍となり、多くのところで手狭になり、これ以上の機能の拡大を図れない状態となった。また、今後の医療政策の激変を見据え、当院が将来にわたり地域医療に貢献していくためにも、さらなる機能拡充が必須となっていた。 その頃、市道を挟んだ病院隣地を確保することができた。また、埼玉県第6次地域医療整備計画による増床が認められたこと、地域医療再生計画による補助金の取得のめどが立ったことが機会となり、新館(東館)建設と本館の一部改修工事に着手した。 拡充の主眼としては、①救急医療の拡充と高度専門医療の提供を目指し、救急センターの拡張とICU14床を整備。②周産期医療の拡充を図り、NICU6床、GCU6床に増床、分ぶん娩べん室、陣痛室、分娩室の拡張ならびにハイリスク妊産婦用3床を増設。③施設の老朽化と狭隘化が目立っていた健診センターを東館に配置し拡充を図る。④本館と県道を挟んだ建物にあった医局の整備。ほかにも、外来化学療法室やリハビリテーション、透析センターの拡充等を図り、平成27(2015)年6月1日に東館オープン、健診センター移転リニューアルオープンの運びとなった。同年11月には病床数も424床に増床するとともに、開設当時から有していた結核病床20床を一般病床へ移行した。 もう一つの大きな出来事として、平成29(2017)年4月に佐藤雅彦が病院長就任。約18年間院長を務めた原澤茂は名誉院長就任となった。

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