2-支部-施設編
94/434

生活困窮者支援・なでしこプラン自然災害と新型コロナウイルス感染症当施設の歩み〒333-0866川口市芝3162番地施設長/寺坂幸雄 職員数/7 定員/20設置年月日/平成22(2010)年4月1日92 「ワークステーションみのり」は平成22(2010)年4月1日に就労継続支援B型と生活訓練の多機能型施設として開設したが、障害者の日常生活や社会への適応力の向上を目指すため、すぐに就労継続 翌年には、理念を改定。「患者さんを中心とした質の高い医療の提供により地域・社会に貢献します」とし、地域の急性期医療・専門医療の中核的な役割を担う病院としての使命を重要視するものとなった。現在、職員の一人ひとりが病院の目指す方向にベクトルを合わせ、志を一つにして高い目標に向かい努力している。 当院があるこの地域は、生きづらさを抱えた人が多く暮らしていると言われている。 平成28(2016)年5月には健診センターが移転したあとの建物を利用し、「ほっとサロン」「暮らしの保健室」を開設。地域の誰もが気軽に立ち寄れる居場所づくりとして、ボランティアと各専門職との協働により、暮らしや健康、医療、介護の相談を受け、病院の機能を生かし、健康維持、疾病・介護予防の支援となるよう活動している。 平成27(2015)年9月の関東・東北豪雨災害では、当院からもDMATが現地へ出動、また災害支援ナースの派遣に対応した。 世の中が変容した新型コロナウイルス感染症に対し、県より中等症30床・重症2床の受け入れを可能とする体制を整えるようにとの依頼があり、すでに一般病床としていた旧結核病床をコロナ専用病床とした。小児科、ICUでも患者の受け入れを行うとともに、市からの要請を受け地域住民へのワクチン接種を実施。感染対策本部をいち早く立ち上げ、新型コロナウイルス感染症に対する積極的な取り組みと、安心・安全な医療を確保するために、職員が一丸となり鋭意取り組んでいる。ワークステーションみのり

元のページ  ../index.html#94

このブックを見る