2-支部-施設編
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当施設の歩み埼玉県97学的介護に対し、効果的・効率的で持続可能・高品質な介護ができる体制づくりである。これらを構築し実行するのは人である。 従って、職員各人のスキルアップが命題になり、職員の資質向上に向けた人材育成に重点を置いてきた。全職員に対し「知識、技術などのボトムアップなくして事業の向上なし」のキーワードのもと、着実に推進してきた。また、慢性的な人材不足を補うための対策の一つとしては施設内保育室を開設し稼働している。 二つ目は、社会貢献である。まず取り組んだのは、高齢者や介護に関するテーマとした市民に対する講演並びに出前講座を実施している。次に取り組みを始めたのは、生活困窮世帯及びひとり親世帯の子ども学習支援である。当支援は、春日部市教育委員会と小中学校並びに近隣大学の協力のもと実現することができた。現在は、小中学生を大学生がボランティアとして指導にあたっている。更には、不登校・引きこもりの支援を進めているところである。 日本では、2020年初頭より新型コロナウイルスの感染が確認され、当苑ではいち早く感染防止対策を講じ、施設内感染防止に努めてきた。今後は、新型コロナウイルス社会の中で新しい生活様式と共に地域ニーズに応えられる施設づくりを目指していく。鴻巣医療福祉センター〒365-0073鴻巣市八幡田849番地施設長/關紳一 職員数/15設置年月日/令和2(2020)年4月1日 多様化する医療、福祉及び介護の各種需要に一体的に応えるため、鴻巣医療福祉センターは、令和2(2020)年4月に開設した。当初は、鴻巣病院を中心とした9事業所により構成したが、現在は次に記述する10事業所で構成されている。 具体的には、運営目標の策定、施設の整備計画の策定、人事や財政及び業務の調整、各種研修などを一体的に実施している。

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