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2019年5月 1日

新天皇の御代も、済生会は明治天皇のお志を受け継ぎ発展へ

 5月1日、新天皇が即位されました。108年前、明治天皇の勅語によって発足した済生会は常に、ときの天皇陛下と総裁に戴(いただ)く皇族方のご指導を仰ぎながら事業を運営してきました。新しく令和の御代となり、役職員一同は明治天皇のお志をさらに発展させようと心を奮い立たせています。

新天皇の御代も、済生会は明治天皇のお志を受け継ぎ発展へ
津波に遭い、避難してきた被災者にお声を掛けられる皇太子殿下(写真提供:山形新聞)

 明治時代、わが国は欧米列強と肩を並べるため富国強兵策をとり、民生は立ち遅れました。明治天皇はこのことに心を悩ませ、晩年の明治44年、「済生勅語」を発し、生活困窮者に医療を提供する団体の設立を唱えました。これが済生会です。以来、大正、昭和、平成と4代にわたり、天皇陛下は済生会の事業を見守ってこられました。
 特に戦後は、創立50、70、80、90、100年と節目ごとの記念式典にご臨席くださり、生活困窮者や被災者支援などを行なう本会への期待や激励のおことばを賜りました。そのおことばには、国民に寄り添うお気持ちがあふれていました。

 新しい天皇陛下もそうした先帝のお気持ちを汲まれ、皇太子殿下時代の平成23年7月、地方事情ご視察と東日本大震災の被災者のお見舞いのため山形県に行啓になり、山形県済生会の特養ながまち荘をご訪問されました。宮城県石巻市で津波に遭い、同施設に避難していた女性(当時88歳)らを見舞われ、「大変な思いをされましたね」などとお声を掛けてくださいました。
 ながまち荘の峯田幸悦施設長は、「入居していた皆さんは皇太子殿下のやさしいおことばに感激の涙を流していました」と当時を振り返ります。「おことばだけでなく、接し方、まなざしも温かかったことが強く印象に残っています。天皇陛下になられても、慈愛に満ちたまなざしを国民に向けてくださると思います」

 済生会の総裁は代々、皇族方が務め、現在の第6代は秋篠宮殿下です。新天皇即位とともに、皇嗣殿下となられました。済生会の炭谷茂理事長は「代々の天皇陛下は、生活困窮者支援という済生会の事業への期待を引き継いでこられています。それは明治天皇のお志そのものであり、皇嗣殿下のご指導の下、新しい御代になってさらに発展させていかなければならないものと、役職員一同、身が引き締まる思いです」と語っています。

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