赤ちゃんが母の目を見ない
A子さんは町の保健師をしていました。
結婚後は共働きで、お子さんが生まれた後は、お姑さんに面倒を頼み、働き続けました。
看護師という職業が念願だったからです。
仕事の合間に家に立ち寄って授乳し、また出かける日々。
あるとき、子どもにおっぱいをあげていて、ふと、気づきました。
子どもが私の目を見ない! 私は単なる授乳マシンなの?
A子さんは仕事を辞め、妻として母として家庭に専念しました。
A子さんは約10年後、子どもたちに手がかからなくなって、再び仕事を始めました。
ブランクがありますが、「これだったら何とか」と見つけ出したのが、病院の訪問看護師でした。
そして、家庭と仕事を両立させながらキャリアを積み、今、済生会病院の看護部長です。