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朝ドラ「まんぷく」のかわいいタカ役で一躍お茶の間の人気者に。はじける笑顔が
18歳でデビューしてもうじき10年。わずか数年前まで、飲食店で皿洗いのアルバイトをしていたという話がウソのような活躍ぶりだ。「多いときは週7日、撮影の現場からバイト先に行って、また現場に戻ってということもありました(笑)」
親しみを持てるその感覚は、ファンに対しても変わらない。「『まんぷく』の撮影をしていた大阪で道を歩いていると、『あ、タカちゃんや!』って声をかけていただくことが多くてとてもうれしかったです。ただ、まだ他人事みたいで実感が湧いていないんです」
ただし、「どんなときもお芝居ときちんと向き合っていく」気持ちは人一倍強い。最新映画では全力疾走で一方通行の恋を駆け抜ける恋愛体質の女性・テルコを演じた。
「私は何もかも振り切って好きな人のもとに行くことができるタイプではなくて。ただ、好きなことへの熱量は私も同じ。どんどんテルコのことが理解できるようになっていって、素直に役に入っていけるようになりました」
プライベートでもお芝居が好き。最近まで滞在していた大阪でも、時間があるといつも映画を見ていたそう。その一方、小学1年生から中学2年生まで器械体操をやっていたという体育会系な一面も。
「今はキックボクシングをやっていますが、次は『カポエイラ』に挑戦してみたいです!」と言ったときの、キラキラした瞳といたずらっぽい表情が印象的だった。
文:みやじまなおみ 写真:吉川信之 (機関紙「済生」2019年4月)
ヘアメイク:星野加奈子
スタイリスト:岡本純子 (アフェリア)
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映画『愛がなんだ』
28歳の会社員・テルコは、マモルのことを好きになって以来、仕事も手につかず、会社をクビになるほどマモル一筋の生活を送っていた。一方、マモルにとって、テルコはただの都合のいい女でしかない。ある日ふたりは急接近し、テルコは有頂天になるが、突然、マモルからの連絡が途絶えてしまう。ようやく自分をリセットして職探し…と思った矢先、再び連絡が。どこまでも「自分系」の男に振り回されるテルコの一方通行の恋の行方は?
●原作:角田光代『愛がなんだ』(角川文庫刊)
●監督:今泉力哉
●脚本:澤井香織、今泉力哉
●出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、江口のりこ ほか
2019年4月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
公式HP:http://aigananda.com/