スケールメリットを生かした全国規模の研修制度
新人研修後にも、自分の歩みたいキャリアに沿ったさまざまな研修を用意しています。東京にある済生会本部で開催される全国規模の研修では、スタッフをまとめていくチームリーダーや看護師長などに必要なスキルや考え方など、看護管理職として、より高度な内容を学ぶことができます。施設を超えて看護スタッフ同士が交流することが刺激となり、日々の業務のモチベーションにもつながっています。
アドバンス・マネジメント研修
病院の次世代看護管理者が看護マネジメントの知識や技術を学ぶ「アドバンス・マネジメント研修」。済生会の炭谷茂理事長による看護に関する済生会原論の講義、社会保険労務士による具体的な事例を踏まえた労働関係法の解説、大学教授や講師による看護管理のためのコーチングやファシリテーションの技術などを学ぶことができます。

医療安全管理者研修
医療安全管理者やその役割に相当する看護師を対象とした「医療安全管理者研修」では、日本の医療安全の歴史と現状、病院等の医療安全管理体制、医療事故調査制度などを学びます。参加者同士によるグループワークも実施し、他施設の管理者との課題共有の場にもなっています。

看護管理者研修(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
病院・介護施設・訪問看護ステーションの看護師長や看護専門学校の教員を対象に、看護師長に必要な知識や技術の習得、済生会の使命の理解を高めることなどを目的に行なわれます。済生会で働く意義について学ぶ炭谷茂理事長の講演や済生会病院の看護部長による自身の経験を踏まえた看護管理者の役割やマネジメント講義などがあります。

認知症支援ナース育成研修
病院・施設の看護職員、訪問看護ステーション看護職員を対象とした認知症ケア支援・育成研修です。医師や老人看護専門看護師による講義などを通じて認知症疾患の理解とケアを重点的に学びます。最近は介護福祉士や看護補助者も参加し、済生会全体で多職種が連携し、認知症ケアに取り組むために何が必要かを共に考える場にもなっています。

臨床倫理研修
病院、介護施設、訪問看護ステーションなどの看護師長や副看護部長を対象に、患者さんの身体拘束の減少やアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の実施など、看護ケアを倫理的側面から考えます。弁護士による講義などで倫理的問題に気付く感覚を養い、ガイドラインや過去の事例を理解することで、患者さんの意思を尊重することの大切さを学びます。
