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済生会について

なでしこの由来

済生会では、撫子(なでしこ)の花葉に露をあしらったものを、
会の紋章としています。

その由来は、初代総裁・伏見宮貞愛親王殿下がお詠みになった
「一首の歌」にあります。

露にふす末野の小草いかにぞと あさ夕かかるわがこころかな

─野の果てで、露に打たれてしおれるナデシコのように、生活に困窮し、社会の片隅で病んで伏している人はいないだろうか、いつも気にかかってしかたがない─

この歌にちなみ、いつの世にもその趣旨を忘れないために、済生会では事業名や施設名など、さまざまな場所でなでしこの花の名を掲げています。
なでしこの歌に込められた「施薬救療」の理念を胸に、医療福祉の枠組みを超えたさまざまなフィールドで輝く「済生会ナース」のことを、済生会では「なでしこナース」と呼んでいます。