済生会の理念
済生会は、明治天皇が「恵まれない人々のために施薬救療によって生活困窮者を救済しよう」と1911(明治44)年に設立しました。以来110年以上の活動の中で「施薬救療の精神」という済生会理念の下、次の三つの目標を掲げ、日本最大の社会福祉法人として全職員約6万6000人が40都道府県で保健・医療・福祉活動を展開しています。
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生活困窮者を済う
済生会設立の目的は、生活に困っている人を医療で助けることです。「無料低額診療事業」のほか、対象者をホームレスやDV被害者、刑務所出所者、外国人などにも広げ、訪問診療、健康診断、予防接種等を無料で行なう独自の生活困窮者支援「なでしこプラン」を実施しています。
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医療で地域の生を守る
済生会は、最新の医療でいのちの面から地域を支えます。最新の医療機器、高度な技術、手厚い看護。超急性期から亜急性期、慢性期・リハビリと段階に合わせて対応し、常に患者の立場に立った医療を提供します。
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医療と福祉、
会を挙げて切れ目のないサービスを提供医療と福祉は密接な関係にあります。済生会は医療・保健・福祉を総合して提供できる団体です。全組織が連携し、施設・設備・人というすべての資源を動員して切れ目のない、シームレスなサービスを提供しています。