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管理栄養士さんのおすすめレシピ 「こんな日は、このメニュー」

胃腸をいたわる消化のいいレシピ

朝食

朝食 ・イングリッシュマフィン
・目玉焼き
・サラダ
・グラノーラかけヨーグルト
・フルーツ盛り合わせ
・ルイボスティー
→ レシピはこちら

昼食

昼食 ・トマトのスープスパゲティ
・アボカドサラダ
・食べる豆乳グリーンスムージー
→ レシピはこちら

夕食

夕食 ・ごはん
・ニラと豆腐のすまし汁
・鯵の塩焼き
・茄子の香味みそ焼き
・3色マリネ
・とろろ
→ レシピはこちら

テーマ献立のテーマ

外食で疲れた胃腸をいたわるレシピ!

忙しい日々が続き、つい外食が多くなってしまう…。自炊する時間ができたときは、外食で疲れた胃腸をいたわる料理を作るのはいかがでしょうか。
今回は済生会宇都宮病院の栄養課が考案した、消化のいいレシピをご紹介します。消化酵素を多く含むトマトやアボカド、バナナ、とろろなどの野菜や果物をたっぷり使った3食です。夕食のアジも、消化しやすいことで知られています。
胃腸にやさしい料理を食べて、しっかりいたわりましょう!

ピックアップピックアップ食材

山芋

山芋 長芋や大和芋など「ヤマノイモ科」に属する芋類の総称で、皮を乾燥させたものは「山薬」と称して漢方にも使われています。秋掘りと春掘りの年2回収穫され、貯蔵性が高いため通年出回り、いつでも美味しい山芋を食べることができます。成分の特徴として、消化酵素のアミラーゼを多く含むことが挙げられます。アミラーゼは、でんぷんの消化吸収を高め、胃腸の働きを助けてくれます。酵素は熱に弱く、とろろやサラダなど、生で食べることでその効果を発揮できます。山芋を調理するときに困るのは、手がかゆくなることです。これはシュウ酸カルシウムの結晶が原因です。シュウ酸カルシウムは酸に弱いので、皮をむいて酢水で洗うとかゆみを防ぐことができます。また、皮をすべてむかずに、すりおろす部分の皮を少しずつむいていくという方法もあります。胃腸の働きが弱っていると感じたときに取り入れたい食材です。

栄養価一日分の栄養価

朝食

  • エネルギー579kcal
  • たんぱく質24.3g
  • 脂質23g
  • 糖質70g
  • 食物繊維相当量5.4g
  • 食塩相当量1.8g

昼食

  • エネルギー653kcal
  • たんぱく質20g
  • 脂質26.2g
  • 糖質81g
  • 食物繊維相当量7.3g
  • 食塩相当量2.3g

夕食

  • エネルギー670kcal
  • たんぱく質28.3g
  • 脂質7.6g
  • 糖質73.4g
  • 食物繊維相当量6g
  • 食塩相当量3.4g

1日の栄養量

  • エネルギー1902kcal
  • たんぱく質72.6g
  • 脂質56.8g
  • 糖質224.4g
  • 食物繊維相当量18.7g
  • 食塩相当量7.5g

エネルギーを500kcal以下にする場合

夕食のごはんを180gから130gにすることで、約80kcal減らすことができます。茄子の香味みそ焼きも半分量にします。また、油で焼かず、グリルやトースター、蒸すといった調理法にすることで、エネルギーを控えることができます。ごはんの量とおかずの調理法を工夫すると、夕食のエネルギーを合計490kcalに抑えられます。

塩分を2g以下にする場合

夕食のすまし汁をなくすと、1.5gの塩分を減らすことができ、合計1.9gに抑えられます。すまし汁を付けたい場合は、汁の量を半分にします。鯵も塩を振らずに焼き、食べるときにレモン果汁を振ります。また、茄子の香味みそ焼きを半分量にすることで合計2.0gの塩分量に調整することができます。

レシピ作成

レシピ作成

栃木県済生会宇都宮病院・栄養課
写真左から
栄養課長 阿久津貴子、チーフ 大森佳代、アシスタントチーフ 伊藤由佳、
アシスタントチーフ 船場友美