社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2024.05.02

蝶花楼 桃花 さん

蝶花楼 桃花 さん

史上初、女性芸人だけの寄席を成功させ、国民的人気番組の大喜利コーナーに女性として初出演するなど、勢いが止まらない。もともとは男性社会だった落語界で、うまい、かわいい、華がある、三拍子そろった「寄席のプリンセス」と呼ばれる落語家の蝶花楼桃花さん。落語の厳しさや魅力、理想の姿について、お話を伺いました。

史上初、女性芸人だけの寄席を成功させ、国民的人気番組の大喜利コーナーに女性として初出演するなど、勢いが止まらない。もともとは男性社会だった落語界で、うまい、かわいい、華がある、三拍子そろった「寄席のプリンセス」と呼ばれる落語家の蝶花楼桃花さん。落語の厳しさや魅力、理想の姿について、お話を伺いました。

 25歳で春風亭小朝さんに弟子入りし、15年もの修業を経て10人目の女性真打となった蝶花楼桃花さん。しかし、落語はそこからが厳しい世界なのだそう。「落語界は逆ピラミッドで、真打の数が一番多い。しかもそんな人気・実力を兼ね備えた師匠方に混じって、寄席の出番をいただいていかないといけません。また、その日のお客さんに合わせてネタを決めるので、場の空気の読み方、判断力も必要です」

 そうはいっても、失敗はある。「すべりまくって、このネタじゃなかった~! と後悔することもありますし、噺(はなし)の筋を忘れて頭が真っ白になり、お客さまに『この後、主人公はどうするんでしたっけ? 』と聞いたこともあります(笑)」。そんな自分の失敗も含めて、日常で見聞きするすべてのことが高座のネタになるのが落語の面白さだという。地方へ行けば、純喫茶をはしごし、地元ネタを集めて笑い話にするのが密かな楽しみだとか。

「それを笑ってもらい、少しでも心を軽くしてもらうのも私の仕事。私がズッコケる姿を見て、『これ以上クヨクヨ悩んでも仕方ない! 』なんて思ってもらえたら、救いになるじゃないですか。おばあちゃんになっても、そんなふうにお客さまに共感していただける噺家(はなしか)でいたいですね」

文:みやじまなおみ 写真:安友康博(機関誌「済生」2024年5月)

独演会を開催予定

独演会を開催予定

7月1日(月)~31日(水)、池袋演芸場で31日間の連続独演会を開催。
8月には恒例の全国公演「蝶花楼桃花 夏の独演会」を開催予定。
8月12日(祝)東京・なかのZERO、8月17日(土)名古屋・今池ガスホール、8月18日(日)大阪・PARCO SPACE 14。
詳細は公式サイト「桃花倶楽部」
https://momoka.club/ へ。

蝶花楼 桃花 さん


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