社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

済生春秋

2024.07.04

第137回 集中力の魔術

6月末、富山市での用務を終え、帰京するため、北陸新幹線の上り電車をプラットホームで待っていた。

全文を読む

2024.06.05

第136回 正しい姿勢

都内で歩く人の半数以上は、頭を下げてスマホを見ながら歩いている。後ろから見ると、前かがみでのろのろと歩くので、「スマホを見ているな」と察しがつく。

全文を読む

2024.05.07

第135回 コインの重さ

海外旅行に行くと、自然とコインがたまってしまう。洋服のポケットが重くなり、破れそうになる。

全文を読む

2024.04.09

第134回 引っ越しの季節

3月末は方々で引っ越しの風景が見られる。2024年問題で運転手が不足し、今は引っ越しも楽ではないらしい。

全文を読む

2024.03.06

第133回 廃用性症候群からの脱出

2月初め、6日ばかり風邪をこじらせて家で寝ていた。身体を動かすのは食事やトイレのときくらい。食欲がなく、おかゆとリンゴぐらいですませた。人生で初めての経験だった。

全文を読む

2024.02.05

第132回 年賀状の運命

元旦に届いた数枚の年賀状には「高齢になったので、勝手ながら今年をもって年賀状の交換を止めさせていただく」と記載されていた。

全文を読む

2024.01.05

第131回 心での初詣

18歳まで日本海に面した富山県高岡市で暮らしていた。小さいころは元旦になると、近くの関野神社に三つ年上の姉と初詣に行くのが常だった。優しく美しかった姉は、初詣客で混雑する中、私に気遣いながら、神殿に向かう。

全文を読む

2023.12.08

第130回 熊と出合う

今から45年前の早春のことである。福井県に出向して自然保護の仕事をしていた。公用車で奥越の旧和泉村に向かっていた。九頭竜川に沿った国道を走る。奥越の早春は、木々の若葉が吹き出し始め、清々(すがすが)しい。春到来を喜ぶ野鳥の声が耳に響く。畑仕事に元気に勤しむ老人の姿がある。

全文を読む

2023.11.06

第129回 筋肉を増やす

65歳の時、体重を63キロから現在の53.5キロに健康上の理由で一挙に減らした。10キロという大幅な体重減だった。以前のふっくらした顔の写真とは別人のようになった。

全文を読む

2023.10.04

第128回 海外旅行の荷物

9月中旬にベトナム・ダナン市に出張した。3泊(1泊は機中泊)4日と短かったが、4年ぶりの海外である。新型コロナ関係の規制のほとんどが解除されたので、助かった。

全文を読む