社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2019.08.30

松本 穂香 さん

松本 穂香 さん

ちょっとズレた感じの役を、
全力投球で演じてみたい

連続テレビ小説「ひよっこ」の青天目澄子なばためすみこ役、テレビドラマ「この世界の片隅に」の主人公・すず役で注目を集め、ドラマにCM に大活躍の松本穂香さん。デビューから4年、この秋には初の主演映画が公開される。

「初めての主演ということもあって、ドキドキしながら脚本を読ませていただきました。からっとしたチャーミングな映画で、台本を一度読んだだけで大好きになりました」

 松本さん演じる主人公・橙花とうかの父(板尾創路)は島の校長先生。亡き妻の服を着て出勤する父を筆頭に、誰もが固定観念に捉われず、自由に生きている。

「橙花も皆の輪に入りたいのに素直にできない。純粋で不器用で可愛かわいい人」。松本さんはそんな主人公と自分自身が重なるという。「不器用で、いつもいっぱいいっぱいなところが似ているなと思います」

 ロケ地は伊豆の新島と式根島。「松本さんは撮影現場に携帯を持ち込まず、孤高に役に打ち込んでくれた」と監督はインタビューで答えたが、実は単純に持っていくのを忘れただけという、天然の一面も。

「結果的にはそれがよかったのかもしれません(笑)。時間を有意義に使えて、考える時間をたくさん持てました。共演者さんとライン交換ができず残念でしたが」

空き時間やオフの日には気分転換をかねて、一人で気になる映画を見に行くという。「洋画でも邦画でもジャンルにこだわりはなくて。泣けるものもアクションも見ます」

今はすべてが女優としての栄養、素直になんでも吸収しているようだ。これから演じてみたいのは、「ちょっとズレた、変な感じの役を一生懸命、全力投球でやってみたいです」と、いたずらっぽい笑顔。キラッと光る女優魂を垣間見せてくれた。

文:栗原潤子 写真:吉川信之(機関紙「済生」2019年9月)
ヘアメイク:尾口佳奈(KOHL) スタイリスト:有咲

映画『おいしい家族』

映画『おいしい家族』

 

銀座の化粧品売り場で働く橙花(とうか)(松本穂香)は、夫と別居中で仕事もイマイチ。そんな中、母の三回忌に実家がある離島へ帰るとなぜか父・青治(板尾創路)が母の服を着て生活していた。さらに橙花を驚かせたのは島の誰もがそれを奇異に思っていないことだった。それぞれ自由に生きる島の人々と関わりながら変化していく橙花の心を通じて家族の形や絆を描く。

●監督・脚本:ふくだももこ
●音楽:本多俊之
●出演:松本穂香、板尾創路、浜野謙太 ほか
9月20日より全国ロードショー
©2019「おいしい家族」製作委員会

松本穂香 さん


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