済生会は、403施設・435事業を運営し、64,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
「初めての主演ということもあって、ドキドキしながら脚本を読ませていただきました。からっとしたチャーミングな映画で、台本を一度読んだだけで大好きになりました」
松本さん演じる主人公・橙花の父(板尾創路)は島の校長先生。亡き妻の服を着て出勤する父を筆頭に、誰もが固定観念に捉われず、自由に生きている。
「橙花も皆の輪に入りたいのに素直にできない。純粋で不器用で可愛い人」。松本さんはそんな主人公と自分自身が重なるという。「不器用で、いつもいっぱいいっぱいなところが似ているなと思います」
ロケ地は伊豆の新島と式根島。「松本さんは撮影現場に携帯を持ち込まず、孤高に役に打ち込んでくれた」と監督はインタビューで答えたが、実は単純に持っていくのを忘れただけという、天然の一面も。
「結果的にはそれがよかったのかもしれません(笑)。時間を有意義に使えて、考える時間をたくさん持てました。共演者さんとライン交換ができず残念でしたが」
空き時間やオフの日には気分転換をかねて、一人で気になる映画を見に行くという。「洋画でも邦画でもジャンルにこだわりはなくて。泣けるものもアクションも見ます」
今はすべてが女優としての栄養、素直になんでも吸収しているようだ。これから演じてみたいのは、「ちょっとズレた、変な感じの役を一生懸命、全力投球でやってみたいです」と、いたずらっぽい笑顔。キラッと光る女優魂を垣間見せてくれた。
文:栗原潤子 写真:吉川信之(機関誌「済生」2019年9月)
ヘアメイク:尾口佳奈(KOHL) スタイリスト:有咲
映画『おいしい家族』
銀座の化粧品売り場で働く橙花(松本穂香)は、夫と別居中で仕事もイマイチ。そんな中、母の三回忌に実家がある離島へ帰るとなぜか父・青治(板尾創路)が母の服を着て生活していた。さらに橙花を驚かせたのは島の誰もがそれを奇異に思っていないことだった。それぞれ自由に生きる島の人々と関わりながら変化していく橙花の心を通じて家族の形や絆を描く。
●監督・脚本:ふくだももこ
●音楽:本多俊之
●出演:松本穂香、板尾創路、浜野謙太 ほか
9月20日より全国ロードショー
©2019「おいしい家族」製作委員会
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