社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2019.10.01

六角 精児 さん

六角 精児 さん

名脇役が射止めた二度目の主演作。
チャンスは試練とともにやってくる!

誰にもまねできない個性的なキャラクターで人気の六角精児さん。ドラマ「相棒」の名脇役から『鑑識・米沢守の事件簿』で映画初主演を果たし、名をせました。そんな六角さんが、お祭りをテーマにした二度目の主演作に挑戦。その心境を聞きました。

 作品は役者陣のチームワークでつくられる。神輿みこしに乗るのが主役だとしたら、担ぎ手は大勢の脇役陣。その役割を長年務めてきた身として、「主役は脇役に支えられてこそ、大舞台を乗り切れる」と思ってきた。今回は逆の立場だが、「見える景色は違っても、実力ある担ぎ手の方々がいらっしゃったから、一人でがんばろうとは考えず、いつも通りの平常心でやらせてもらいました」と気負いのない口調で語る。

 クライマックスの神輿を担ぐシーンは両肩にあざができるほど激しかったというが、「この映画がまちおこしの役に立ったとしたら、俳優としては幸せなこと。一年に一度の大イベントに全力をかける人たちの姿、熱狂ぶりを間近に見て、お祭りの持つ重要性を知ることもできた。自分にとっての楽しみがまた一つ増えました」

 六角さんといえば、鉄道、ボクシング観戦、音楽活動など趣味が広いことでも知られている。特に鉄道はオフが3日あれば一人で旅に出るほどで、好きが高じて鉄道番組に出演するほか、自らがボーカルとギターを務める六角精児バンドで鉄道賛歌を作ったりと、仕事の領域にまで発展。11月にはニューアルバムも出るという。

「趣味にかかわる仕事をいただけるようになったのも、俳優としての自分を知っていただいているから。人生の舵取りは思うようにいかないものですが、チャンスでもあり、試練でもある“与えられた役柄”と真摯しんしに向き合うことで、これからも自分らしくやっていけたら本望です」

文:みやじまなおみ 写真:安友康博(機関紙「済生」2019年10月)
ヘアメイク:水野みゆき

『くらやみ祭の小川さん』

『くらやみ祭の小川さん』

東京・府中市の大國魂おおくにたま神社と氏子が「くらやみ祭を全国に知ってほしい」というおもいで企画、製作実行委員会を組織し、資金集めをして製作された作品。早期退職で第二の人生をスタートさせた小川さん。再就職しようと職業安定所に行くも厳しい現実を突きつけられ、とりあえずのバイトでは娘のような若い女子にダメ出しをくらう日々。そんなある日、地元で1000年以上続く「くらやみ祭」の役員を引き受けることに。若干、腰の引けた小川さんを待っていたものとは?

●監督・脚本:浅野晋康
●出演:六角精児、佐津川愛美、斉藤陽一郎、柄本明、螢雪次朗、水木薫、水野久美、高島礼子
2019年10月25日より全国順次ロードショー

六角精児 さん


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