献立のテーマ
ひと味違った餅の楽しみ方!
雑煮やお汁粉など、餅を食べる機会が多い年末年始の時期。いつも同じ食べ方に飽きたり、気づいたら餅が余っていたりしたことはありませんか?
今回は、済生会和歌山病院・栄養管理科が考案した、餅をおいしく食べられるアレンジレシピをご紹介します。
食感がたまらないおこわ風炊き込みご飯や、なめらかなホワイトソースで作るドリアなど、和洋問わず餅が活躍するメニューが登場。さらに、餅だけでなく大根やタラなど旬の食材も楽しめます。普段とは違った餅のおいしさを、冬の味覚と一緒に堪能しましょう!
ピックアップ食材

布引だいこん(今回は一般的な大根で代用)
和歌山市布引地区で栽培される「布引だいこん」は、根部の上から下まで太さがそろいボリュームがあります。また、ヒゲ根が少なくて毛穴が浅く、皮のきめが細かいことが特徴です。水分の含有量が多く柔らかいため、おでんでは味がよく染み、大根おろしは辛みの少ないまろやかな口当たりになり、漬物は甘味が深くなるなど、幅広い楽しみ方ができます。
同地での大根栽培は江戸時代中期が起源とされており、かつては白首の「和歌山だいこん」として親しまれていましたが、約30年前の品種改良を経て青首が中心になりました。布引地区に隣接する西国三十三所観音霊場第2番目札所の紀三井寺では、毎年12月18日に布引だいこんを使った「しまい観音厄除開運大根炊き」が行なわれ、参拝者に振る舞われるなど、古くから地元で愛されてきた産品です。