献立のテーマ
冬の恵みを柔らかい食感で味わおう!
年末年始に親戚が集まるなど、幅広い年齢層で食事をする機会が増えるこの時期。みんなで同じものを楽しく食べたいものですよね? ただ、高齢の方は、固いもので苦労されることが多いことも事実です。
そこで、今回は済生会野江病院の栄養管理科スタッフが、食感が柔らかく、食べやすいメニューを考案しました。カボチャの茶巾や蓮根饅頭をはじめ、サバやカキなど寒い時期に旬を迎える食材をふんだんに使っています。
子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、元気に食べて、寒い冬を乗り切りましょう!
ピックアップ食材
カキ
「海のミルク」といわれ、クリーミーな味わいが特徴の食材です。日本で市場に多く出回るカキには「イワガキ」と「マガキ」の2種類があり、それぞれ夏場と冬場に旬を迎えます。
さまざまな栄養素を含んでいて、その中でも亜鉛は味覚障害の予防につながるといわれています。鉄や銅も多く、貧血の予防に効果が期待できます。これらはビタミンCを一緒に摂ると吸収がよくなるので、レモンなどを添えて食べるのがおすすめです。また、スタミナアップや疲労回復効果があるタウリンも豊富で、コレステロールの上昇を抑えてくれる作用も期待できます。
ただし、ノロウイルスなどの食中毒に注意が必要です。新鮮なものを選ぶ、加熱して食べる、体調がよくないときに食べないようにするなどして気をつけましょう。
レシピ作成
済生会野江病院・栄養管理科
写真左から
科長管理栄養士 藤井淳子、管理栄養士 池水彩夏、管理栄養士 須田尚子、
主任管理栄養士 木原徹也