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後頭神経痛

Occipital neuralgia

解説:福田 英俊 (大阪府済生会野江病院 神経内科 部長)

後頭神経痛はこんな病気

後頭神経痛は頭痛、かつ神経痛の一種で、(1)大後頭神経痛、(2)小後頭神経痛、(3)大耳介神経痛の3種類があります。それぞれ痛む場所が違うだけで、痛みの質や程度は同様です。いずれも以下のような症状が現れます。

・片側の首から後頭部・頭頂部にかけて痛む
・耳の後ろ側が痛む
・ビリッと一瞬電気が走るような痛みを繰り返し、痛みがないときも違和感・しびれ感がある
・チクチク、キリキリ、ズキズキとした痛み

神経の各部と名称

大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経の3つは、いずれも頭を支える頚部の筋肉の間から皮膚の表面側に出ているため、筋肉による圧迫を受けやすいと考えられています。そのため、猫背などの姿勢や頚椎の変形、長時間パソコンに向かうなどの同じ姿勢をとり続けること、精神的なストレスなどが発生のきっかけとなります。また、肩こりが強い方もこの痛みを起こしやすいようです。

頭痛が起こると、不快で何か大きな病気が原因ではないかと心配になりますが、後頭神経痛は危険なものではなく、1週間ほどで自然に治る場合が多いです。

早期発見のポイント

肩や首の筋肉がこわばるような姿勢を長時間続けている方に多く見られます。また、精神的なストレスを抱えている方も、知らず知らず肩や首などの筋肉が緊張しているために起こしやすいです。
首と後頭部の骨の境目の、首の中心から左右2~3cm辺りを指で押してみましょう。もし大きな痛みが出るようであれば、後頭神経痛の疑いがあります。
痛みが強い場合は、かかりつけの医師あるいは頭痛専門外来で相談してください。

予防の基礎知識

肩や首の筋肉がこわばるような姿勢を長時間続けることは避けましょう。肩や首の筋肉のこわばりをほぐすために、時々休憩をしながらストレッチなどの軽い体操をすること、また、精神的なストレスから逃れるために気分転換をすることをお勧めします。

福田 英俊

解説:福田 英俊
大阪府済生会野江病院
神経内科 部長

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