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発熱

Fever

発熱の進行で懸念されるのが、脱水症状です。その予防のため、水分と適度な塩分を補給するようにしましょう。発汗が減って脇の下に湿り気がなくなったり、口の中まで乾いていたりということがあれば、脱水の進行が疑われます。ほとんどの場合、風邪の症状として発熱しますが、病気の症状として現れている場合もありますので、注意が必要です。

チェックポイント

(1) 次のような症状の有無を確認する
  • ・38℃を超える体温
  • ・90回/分を超える頻脈
  • ・脱水症状
  • ・声がかすれる
  • ・関節痛
  • ・嘔吐(おうと)
  • ・下痢
(2) 次のような環境を確認する
  • ・薬剤
  • ・ウイルス性疾患の感染者との接触
  • ・海外渡航
  • ・ペット

症状別解説 代表的な病気での典型的な症状経過を示します。

1.発熱とともに痛みが現れる

腹痛とともに、嘔吐や下痢といった症状が見られれば、急性胃腸炎の疑いがあるほか、痛みが右下腹部に移動し、歩くと響く場合には、虫垂炎も考えられます。また、腰痛とともに、頻尿や残尿感がある場合には腎盂腎炎、発熱を繰り返し、関節の痛みもある場合には膠原病が疑われます。

2.全身症状が現れる

ものを飲み込むのが困難になったり、声がかすれたりする場合には、急性喉頭蓋炎や扁桃周囲膿瘍の疑いがありますが、首の前側が痛むのに、のどに異常がない場合には、まれですが、亜急性甲状腺炎の可能性があります。また、発熱が繰り返し、悪寒がある場合で、弁膜症の既往を持つ方は、感染性心内膜炎の疑いがあるほか、悪寒、頭痛、全身の調子が悪い場合には、髄膜炎、敗血症の疑いがあります。

疑われる病気
その他発熱に関連する病気
  • 細菌性髄膜炎
  • 硬膜外膿瘍
  • 甲状腺クリーゼ
  • 悪性症候群
  • 副腎機能不全
  • 血液疾患

中村隆志

解説:中村 隆志 
済生会滋賀県病院 院長代行 
医学博士、日本内科学会総合内科専門医・指導医

滋賀県病院 総合内科

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