宮﨑 香蓮 さん
1993年、長崎県生まれ。2006年、全国国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞。08年には、映画「チェスト!」、NHK連続ドラマ「バッテリー」など話題作に出演している。また実の祖父・宮﨑康平の作品を映画化した「まぼろしの邪馬台国」では、祖母の幼少期を好演した。
その年代ならではの、「自分」を表現していきたい
現在、女優と大学生の顔を持つ宮﨑さん。多忙ななか、ふたつを両立する秘訣(ひけつ)は”切り替え”だという。
「今、やるべきことは何かを意識し、メリハリを心がけています」
家では、趣味の料理に熱中。その腕前はブログでも披露している。
「よく作るのは、カフェメニューです。母から地元長崎の食材が届くと、皿うどんなど郷土料理も張り切って作ります」
料理は撮影し、ブログ用においしそうに見えるようパソコンで加工。「この作業も楽しくて」と、笑顔がこぼれる。
デビューの頃からその清純な印象と映画での共演から、”平成の吉永小百合”と言われている。
「身に余る光栄です。でもあの方はまさに唯一の存在。私は偉大な先輩からたくさんのことを学ばせていただきながら、私らしくやっていこうと思っています」
今後についても、自然体を大切にしたい、学生であり社会人である今の環境から多くを学び、自分の引き出しを増やしたいという。そして
「その年代ならではの自分を表現できる女優になりたいです」
現在、ドラマ『GTO』に出演中。トロくて純粋、そして少し不思議な女子高生の役に、”今の自分”を夢中で注ぎ込んでいる。
文:児玉伸子 写真:前田光代 (2012年8月号)
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ドラマ『GTO』
フジ系ドラマ。野村朋子役で出演。バラエティ番組などにも挑戦し、活動の場を広げている。
舞台『2LDK』。
10月19日(土)俳優座劇場。松本希美役。オリジナル演出:堤幸彦。
映画『晴れのち晴れ、ときどき晴れ』
ヒロイン・篠崎美羽、千里の2役。11月16日岡山先行上映。
11月23日全国ロードショー。内片輝監督