社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2024.12.26

木村 慧人 さん

木村 慧人 さん

1999年生まれ、東京都出身。9歳でダンススクールEXPG STUDIOに入校。三代目J SOUL BROTHERSなどのサポートダンサーとして経験を積み、2016年、ダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」を結成。18年、『OVER DRIVE』でメジャーデビュー。パフォーマーとしてステージに立つ傍ら、近年、「飴色パラドックス」「さっちゃん、僕は。」で主演を務め、さらにレディースビジュアルが話題となった「顔に泥を塗る」など、俳優としても頭角を現しマルチに活躍している。

FANTASTICSのパフォーマーと並行し、俳優としても活躍中の木村慧人さんが次に演じるのは、MMA(総合格闘技)に飛び込む高校生。パフォーマーがベースの木村さんならではの鮮やかなアクションが見どころの一つです。初めての格闘シーンにどう臨んだのか、話を聞きました。

 主人公・鈴木青葉役のオファーを受け、すぐに総合格闘技の稽古を始めた木村さん。「格闘技は未経験でしたが、アクションの段取りや技の型はダンスと通じるところがあり、覚えるのは早かったです。監修してくださる現役プロ選手から『今の技はきれいに入ったね!』と言っていただいたときは自信につながりました!」

 稽古とともに肉体改造も開始。約3カ月で服がワンサイズ大きくなり、衣装さんを驚かせたというエピソードも。今では技を極(き)めたときの主人公の気持ちまで理解できるようになったと話す。

 「ただ、本物の試合に近づけようとお互いに本気でぶつかり合い、呼吸や間合いが合わないとケガをする危険もあります。そこで大事にしているのが相手との対話です。最初はアクションの手が合わず体が当たったりしていましたが、雑談もしながら相手を知り、距離が縮まるにつれ動きがピタッとハマるようになってきました」

 そんな木村さんの仕事に対するマイルールは、“楽しむ”こと。「基本的に自分が楽しんでいないと、何事もうまくいきません。現場に行くまでの道のりでも共演者やスタッフさんとたくさん話して、自分自身のモチベーションを高めて撮影に臨みます。これからも楽しみながら演技の幅を広げ、お芝居でもさらに成長した姿をお見せしたいです!」

文:みやじまなおみ 写真:安友康博(機関誌「済生」2025年1月)
スタイリスト:平松正啓(Y’s C) ヘアメイク:加藤恭子(Luana)

ドラマイズム「レッドブルー」

ドラマイズム「レッドブルー」

原作はプロの格闘家も愛読する人気MMA(総合格闘技)漫画『レッドブルー』。日陰者の道を歩んできた根暗でひ弱な高校生・鈴木青葉が、隣のクラスで格闘技界注目のスーパースター・赤沢拳心の発したひと言を許せず、「一発殴りたい」一心でMMA甲子園に出場し、優勝を目指す物語。強者ぞろいの選手が待ち受ける中、人並外れた観察力と記憶力を武器に、闘いに挑んでいく。

原作:波切敦『レッドブルー』(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
脚本:たかせしゅうほう、木村暉、目黒啓太
監督:林隆行、古澤健
出演:木村慧人(FANTASTICS)、長谷川慎(THE RAMPAGE)、椿泰我(IMP.)、佐野岳/笠松将 ほか
2024年12月17日(火)からMBS /TBS で放送中

木村 慧人 さん


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