済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
小さなからだに、弾けるエネルギー。
22歳で、女優のキャリアは16年。テレビドラマや映画で活躍を続ける志田さんが、この秋、初めての舞台に挑戦します。
そんな彼女がいざというときに頼りにしている、
心安らぐ「ある場所」とは?
「じっとしているのが苦手」と笑う。目的に向かって突っ走る性格だ。テーマパークに遊びに行っても「先行くね!」と同行者を置いて思い切り走り回るのだとか。
6歳のときからひた走ってきた女優の道。映像の分野で活躍してきたが、二十歳(はたち)過ぎたころから「変わりたい」と心境に変化が。そんなときに飛び込んできたのが、本作のオファーだった。
「タイミングがばっちりでした。いままで興味はあったけれど怖くて挑戦できなかった舞台。しかも二人きりのお芝居だから、怖さと期待で胸がいっぱいです」と興奮を語る。
作品のテーマは、コミュニケーションが破たんする恐ろしさ。特にネット社会の現代では、しばしば実感する問題だ。
「メールのやりとりがこじれて、ケンカになった経験も。やはり互いの目を見て言葉を交わすのが、本来のコミュニケーションの姿だと感じます」
ほっと素に戻ってくつろげる場所は実家、そして「行きつけの病院」と笑う。幼いころから世話になっている主治医は、祖母の代からの付き合いだ。
「苦手な注射や採血も、なじみの看護師さんに励ましてもらいます。『未来ちゃん、もう大人でしょ』って(笑)。親戚宅の感覚です」
身体に不安を少しでも感じたら、真っ先に主治医に電話する。
「先生の『大丈夫だよ』のひとことで、ほっと気持ちも明るくなる。お医者さんの言葉の力って本当にすごいと、いつも感心します」
周囲の人に温かく支えられながら、22歳は新たな挑戦に今日も走り続ける。
文:浜口恵美子 写真:関大介(2015年11月号)
ヘアメイク:SHIZUE
スタイリスト:千本松良枝
このアイコンがついている写真はクリックすると拡大できます
パルコ・プロデュース公演
『オレアナ』
アメリカ演劇界の鬼才、デイヴィッド・マメットが描いた、いまもなお世界中で上演が続いている問題作。前途洋々だった大学教師・ジョンの研究室に、女子学生・キャロルが訪れる。たった一人の女子学生とのディスコミュニケーションによって、ジョンの未来は打ち壊されていき……。密室で展開される、緊迫のシーソーゲームの行方はいかに。
作: デイヴィッド・マメット
翻訳:小田島恒志/演出:栗山民也
出演:田中哲司、志田未来
■東京公演 パルコ劇場
2015年11月6日(金)~29日(日)
■豊橋公演 12月1日(火)・2日(水)
■北九州公演 12月5日(土)・6日(日)
■広島公演 12月8日(火)
■大阪公演 12月12日(土)・13日(日)